錦糸町から〜

 キャラメル現場は、劇場の仕込みに。
 わしはいても、何の役にも立たぬので、別の作業に。

 錦糸町で、ドリル魂 汐留現場用稽古を。

 今週の木曜から、別現場に出稼ぎに行っていた 累央 が戻ってきて、作業復帰。

 そして土曜日の2時半(正確な時間はトップの告知で確認してね!)からは、1時間の拡大版である。

 しかし、その前に、すみだ第一スタジオで稽古していた、MOPにご挨拶を。

 岡森やマキノさんらに会う。
 こちらは今日が稽古最終日だったみたい。

 紀伊国屋での再会を約束して、扉座稽古場に……

 んが、その暑いこと、蒸すこと……

 キャラメルボックスの稽古場はピカピカのビルの地下で、冷房が効きすぎな感じで、わしは必ずカーディガンを羽織り、
 お茶も、ティーバックで、熱いヤツを入れて飲んでいたものだ。

 しかし、真夏のトタン屋根の倉庫改造稽古場の、扉座は、モンスーン地帯であった。

 しかもその上に、大勢の工事人達が、地下足袋でドカドカと動き回る。

 見た目の暑苦しさも倍増だ。
 そこにヤツらの噴き出す汗の飛沫や、臭いも混じ合い、

 とんでもない感じになっていたのだった。

 じっとして見ているこちらも汗だくになる。

 欽ちゃんの偉さを、改めて噛み締めたりして。


 拡大版では、
 歌って踊るナンバー倍ぐらいに増やす。

 エアリアル・あややのヒロコとか、祥子とかも、しっかりと参加して、見せ場を受け持つ。


 あれもこれもお見せする。
 なので
 ケッコウ、充実したライブになる予定である。

 まあ、またしても真っ昼間なので、とんでもなく暑いだろうとは思うが、
 こんなとこでいつも稽古している、轟組なら大丈夫だろう。
 
 それに
 欽ちゃんの苦労に比べたら、これぐらい……

 当分、全国で、このフレーズはリフレインされることだろう。

 もっとも、わしとしては、欽ちゃんほど単純明解に、大変ではないけど、同じような仕事をしている者として、
 この苦労はただならぬという、のがあって。

 それは、締め切り地獄に追いかけ回される、恩田陸先生の日々断崖から絶壁への、綱渡りを繰り返す暮らしである。

 ベストセラー作家は羨ましいけど、あの大変さを見ていると、セカンドかサードセラー程度でいいかなと思えてくる。

 そんなワケで、

 これしきのこと、恩田陸の苦労に比べたら〜

 という言い回しも、欽ちゃんのと同じぐらい説得力がある、と私の周辺の人たちは、覚えておいて頂きたい。
 
   
 とにかく、こんどの木曜と土曜日、
 残暑を吹き飛ばして、9月に向けて盛り上げていくので、更なる応援をどうぞよろしく!
 

 さて稽古が終わって、わしと赤星、則岡助手は、新宿に移動。
 ロイホで、カレーフェアーなんか嗜みつつ、

 劇団 猫のホテル の千葉雅子さんとお会いする。

 女優として、作家として、ずーっと気になっていた方。
 則岡くんの仲立ちで、お話しする機会を得た。

 ここは涼しい上に、話も弾んで、ご機嫌であった。


 にしても、則岡クン、美浜の時の、木の実ナナさんといい(則岡クンがいるから安心よ、とナナさんはいつも仰有っていた)、今回の千葉さんといい、女優さん人気がとても高い様子。それも実力派人気女優だ。

   
 その素晴らしい働きを讃えて、あんみつもご馳走した。


 明日は六本木・俳優座劇場へ。
 舞台稽古。

 俳優座って
 いつ以来だろう。
 たぶん、杉山、平栗コンビでやった
 『女殺桜地獄』
 か
 『ジプシー』のロングラン(3週間ぐらいやったのだよ)
 以来だろうな……


 
 


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