せとか
今のところ、みかんチャンピオンは1個4百円だった
『せとか』である。
地元のなんてことない、スーパーでこの値段なのだから、東京の料理屋などで出てくるときは、いったいいくらの値になるのか、心配になる。
みかんの大トロというキャッチフレーズだ。
で、確かに、大トロのような、まったり油のような豊かな甘さ。
目下の次点が『甘平』。かんぺい か アマへい か謎である。
こっちはそんなに高くない。でもしっかり甘い。
とにかく毎日、せっせと、食べている。
生活は、半径百メートル圏内にすべてがある。
で、ここに来て以来、朝の散歩で一度だけ、周囲をぶらついただけ。
あとはひたすら、稽古 といいたいところながら、まだ歌や振り付けの稽古があがってないし。約半分のキャストが、日曜日まで上演中の『誓いのコイン』に出ているため、稽古時間が少なくて
まずはそちらを進行させたり、終わらせてから、芝居の稽古にかかりましょう、ということで
ワシは基本、みかんを食べつつ、見守っている。
東京に帰る頃には、手が黄色くなっていることであろうよ。
どうでもいいことだが、昨夜、風呂から上がって、バスタオルを頭から被り、ゲーセンコーナーで、懐かしいパチスロ『北斗の拳』をやっていた。
なにせ温泉スパ・ホテルなので、そんなコーナーまであるのである。
ゲームだから、換金は出来ないが、まあ、うーんとセコイ、ラスベガスだと思ってくれ。劇場も、アウトレットもあるし。
で、おお懐かしい と思いつつ、やってたら
いきなり小さな女の子に、抱きつかれた。
なんだなんだ、と思ってたら、
ママ、ママ、ママって。
上下ユニクロジャージで、頭からタオル被った姿が、どうやら彼女のママに、そっくりだったようだ。
なに?
て振り向くワシの顔見て、見事に腰を抜かして倒れた少女であったことよ。
それは『北斗の拳』で時々、転んだり、しゃがんだりする、リン のようであった。
そんな感じで、利楽村生活、進行中です。