★ストーリーの全貌はここにはありませんが、少しでも先入観なしでご観劇されたい方は、読まないでください。

★このストーリーとともに人物相関図を参考にされると、「人生のクライマックス」の世界と登場人物の関係、加えて今回の出演者の役割が、より鮮明にイメージ出来ます。

 
ストーリー

 東京近郊の地方都市日比野市にある高砂建設は、建設中のマンションが市役所の中間検査で改善工事の勧告を受ける。
しかし経営難の会社にその余裕はない。
会社はすがる思いで、賄賂工作のプロ集団「レアル・コンサルタンツ」に業務依頼をする。
社長のミウラカズ(岡森諦)は通称「抱かせ屋」として、裏社会に名を知られた人物だ。

 高砂建設は、会社側の担当者として、営業部長の瀬古利一(岡田達也)をレアル・コンサルタンツに出向させる。

 ミウラは、高砂建設の危機脱出のために、日比野市建築指導課の検査担当係長・岡田琢郎(有馬自由)と、県央金融公社の融資係・清水治郎(犬飼淳治)の買収を提案する。

 二人を買収して、岡田からは中間検査の確認証書、清水からは中小企業向けの低金利融資・一億円を、不正に手に入れようという計画である。

 やむにやまれぬ状況で、怪しい裏社会の人たちとともに、贈賄工作に手を染めることになってしまった平凡なサラリーマンの瀬古は、時にミウラと反目し合いながらも、会社を救うために、レアルのメンバー、通称「抱かれ屋」のナカタヒデ(岩本達郎)や謎の事務員カモ(中原三千代)や、元愛人の協力者・中町シャトーのチーママしのぶ(鈴木里沙)らとともに、市役所内でも潔癖で有名な岡田係長や、変人の金融公社の清水を、何とか抱き込んで不正をさせようと涙ぐましい奮闘をする。

 しかし日比野市役所には、岡田よりもさらに厳格な上司の建築指導課・課長・春日たまき(伴美奈子)が立ちはだかっていたりして、簡単には事は進まない。

 仕方なくミウラは、いかにも裏社会の手練れらしい、危険な奥の手を使うことを決意する。それは、誰よりも善良な公務員・岡田の秘密を調査し、それをネタにして脅迫することだった。

 同僚や、その家族を救うという正義のために、瀬古はそのプランに従う。

 果たして、この二つの不正工作は、成功するのか。

 平凡なサラリーマン、瀬古利一はミッションを無事やり遂げ、会社を救うことが出来るのか?