1992年 
4/7〜19 
『怪談・贋皿屋敷』
(演出・吉川徹 シアターサンモール) 

善人会議特別公演として上演。RUPのプロ デューサー岡村俊一の依頼でプロデュース公 演用に書き下ろした戯曲だったが、1月に岸 田戯曲賞を受賞したため、受賞後第1作は劇 団公演とした方がいいだろうと周囲が気を利 かせてくれた。渡辺いっけい、加納幸和、西 牟田恵など小劇場の人気俳優が大勢出演。新 宿公演の後、大阪・近鉄小劇場でも公演。演 出は文学座の新鋭。

 

いぬ=石坂史朗。

7/21〜29 
『新羅生門』
(本多劇場)

若手中心のキャストに刷新、演出もアクションと ダンスを盛り込み、よりスピーディで視覚的な作 品に大改訂。石坂史郎、犬の役でデビュー。単身 赴任の中年犬の設定で。作曲家、佐藤容子もこの 公演から参加。当時は東京音大の学生だったが、 デモテープを横内に送り、その才能に驚いた横内 からすぐに呼び出しを受け、その時点で即座に座 付き作曲家に指名された。下北沢公演に先立ち、 山形県の酒田・鶴岡で高校鑑賞会のために公演。 この山形公演で赤星と有馬を中心に、善人会議の 若手俳優たち、酒田・鶴岡地域限定の大ブレイク 。帰郷の日は平日の昼にもかかわらず、女子高生 約100人が学校をサボリ、鶴岡駅に見送りに集 まった。善人会議黄金伝説の一つ。
9/13・15 
『ジプシー ー千の輪の切り株の上の物語ー』
(光が丘IMAホール 他)

中国四国地方の演劇鑑賞会を巡演。旅の最後 は立命館大学の学園祭に招かれて校内の講堂で 公演。(10/31)

 

 

右端 初音=平粟あつみ↑

12/13〜27 
『女殺桜地獄』
(俳優座劇場) 
        

90年にセゾン劇場に書き下ろした戯曲を劇 団用に改訂し、上演。劇団版では油が桜に。 カツラ、衣裳をバッチリ揃えて、本格的な時 代劇に。セゾン版で石田純一が演じた半蔵役 は杉山で。倍賞美津子が演じたヒロイン初音 は演劇集団円の平栗あつみが客演。この舞台 はダメ出し親父の異名をとる故三木のり平先 生に珍しく手放しで誉められた。
*トピックス
           
1月、ついに第36回岸田戯曲賞を『愚者には
見えないラ・マンチャの王様の裸』で受賞。3
月、劇団10周年記念とともに祝賀パーティを
パレスホテルで盛大に開く。             
横内、7月セゾン劇場公演『陽だまりの樹』
(演出・杉田成道  出演・中井貴一・段田安
則他)と8月南座公演『ドラゴンクエスト』
(演出・栗山民也 出演SMAP他)の脚本を
続けて担当。『陽だまり……』には岡森、『ド
ラクエ』には杉山、鈴木真弓が出演。SMAP
はこの頃、まだブレイク前。横内も木村クンと
中居クン以外はすぐに消えちゃうだろうと思っ
ていた。だからこの2人以外は、剛も吾郎も慎
吾も森クンもこの舞台では完全に脇役だった。

↑「陽だまりの樹」打ち上げにて

↑「ドラゴンクエスト」(南座)
出演:鈴木真弓、杉山良一