1998年 
5/20〜31 
『無邪鬼』(ザ・スズナリ) 

初めてオリジナル劇中歌を入れる。横 内の作詞、佐藤容子の作曲で『ツグミ の唄』と『太田垣牛の唄』の2曲。そ れぞれ扉座の誇る2大ミュージカル女 優、三木さつき、伴美奈子が美声を競 う。楽しく、わかりやすく、それでい て深いと評判を得る。劇団としては 『新羅生門』のようにデリバリーを積 極的に展開し、老若男女を問わず多く の人に見て貰える作品にしたいと思っ ている。研究所第1期生、大坪直哉が 黒子のサブ役で出演。

 

↑奇跡の復活 杉山良一

9/2〜10 
『三好家の引っ越し』
(シアターサンモール)

この公演で杉山がかんぴょう屋・久保純役 で奇跡の舞台復帰を果たした。(田中信也 とダブルキャスト)初日には終演後、舞台 上で杉山復活記念式典をとり行い、記念カ ップと賞状が横内から贈呈された。座員た ちは当然のこと、観客の多くも感涙にむせ ぶ。また公演中にはドアクラブのためのイ ベントとして杉山復活祭を開催。トークシ ョーで闘病時の思い出などを語り合った。 モデルのミドリ役で第2期研究生の小山萌 子と仲尾あづさが抜擢出演(ダブルキャス トで)。 新宿公演の後、愛知県扶桑町文化会館、大 阪・吹田メイシアター、尼崎ピッコロシア ター、厚木市文化会館、加えて関東近郊の 親子劇場を巡演。旅用芝居の本領を発揮す る。

 

*トピックス

横内の仕事。1月パルコ劇場・二十一世紀歌 舞伎組公演『龍神伝』(演出・佐藤浩史)が 上演される。明治神宮での野外劇のために2 年前に書き下ろすも企画消滅でお蔵入りして いた脚本だった。赤星、田中、犬飼が歌舞伎 の修行のために出演。尚、この時、子役で出 ていた関口少年は後に北野監督の『菊次郎の 夏』の少年役に。そして1月から3月、NH K衛星第2放送の『真夜中の王国』で木曜日 の司会を勤めた。様々なゲストに会ってトー クを。7月はセゾン劇場で『陽だまりの樹』 が3回目の上演。松本孝子役は宮沢りえ。 11月、セゾン劇場公演『リボンの騎士  ー県立鷲尾高校演劇部奮闘記ー』(演出・河 毛俊作 主演・井ノ原快彦)書き下ろし。 『リボン……』には六角、茅野、伴、三木、 右田ら多くが出演、大活躍をし、扉座の特別 公演といってもよいほどだった。芝居の内容 も『ホテ・カル』の第2弾と呼ぶべきもので ある。これは前年『ホテ・カル』を観たプロ デューサーがいたく感激し、ああいうものを セゾンでも若者に見せたいと横内に頼んだた めだった。劇中の応援団の秘技『勝利の大拍 手』は厚木高校応援団の演舞である。 2月、第1期研究生の卒業公演を学芸大学 前・千本桜ホールで。演目はそれぞれの恋愛 体験を元にエチュードを繰り返して創り上げ たオリジナル作品『LOVE LOVE L OVE』。横内、茅野らが総出で指導、作品 をまとめる。他劇団の卒業公演で横内作品が 多く取り上げられているのに、扉座では敢え てオリジナルを創る。そこにこそ創造集団、 扉座の真骨頂があるのだと横内はいう。 10月、六角は二度目のライブをラ・カー ニャで。舎弟の井ノ原快彦も飛び入りで一曲 歌う。
 



↑扉座研究所 第一期生卒業式

↑リボンの騎士

↑六角ライブ