AbemaTV  #声だけ天使 と #江戸のマハラジャ と #ラッキィ池田 

 江戸のマハラジャ 稽古を終えて、いよいよ小屋入りです。
 
 研究生まで総動員して総勢五十人オーバーで、ボリウッド=踊るインド映画ワールドを 本格的長屋人情時代劇の中にぶち込んでおります。
 
 しかし原作は 山本周五郎作『人情長屋・短編集』の中から、「天竺の店子」より。なので、かなり本格的な時代劇でもあるのです。
 
 で、このダンスパートの振付・演出が、ラッキィ池田さんと彩木エリさん。(実はご夫妻)
 
 常々、私がいかにこのお二人の仕事を頼りにしているかは、今までにも何度もここに書き記して参りました。
 同時代に生きて、作品作りが出来ることを心から幸福だと思う、何人かの天才と出会ってきましたが、ラッキィさんは、まぎれもなくそのお一人です。佇まいが、あまりに陽気で、かつ謙虚なので、ついその偉大さを忘れがちになるんですが、この方と作品を作ることのできる、私はかなりの果報者であります。
 偉大さは、その踊りの中に!

 こんなことしながら、ちゃんと泣けるのはスゴイですねえ。

 と先日、通し稽古を見られた後、ラッキィさんから嬉しい言葉を貰いましたが、

 「こんなこと」をキッチリと劇団の芝居の中に仕上げてくれるラッキィさん、エリさんこそスゴイです、と私は言いたい。うちの人たちはダンサーじゃないわけで、それでクオリティを出すのは、プロ中のプロにしか出来ぬ技です。
 こんなことが、どんなことかは、舞台でお確かめくだされ。

 そんな 江戸のマハラジャ 土曜日からです。厚木市文化会館では、学生応援シートで、千五百円なんて格安サービスもしています。
 土曜の席はまだあるので、若者などに是非、奨めて下さい。

 で、
 今年の崖っぷちを招いた、#声だけ天使 のこと。

 昨年の年末、幻冬舎の見城徹社長より、サイバーエージェント社長の 藤田晋さんが、君に会いたがってるとご連絡を頂きました。

 年明け早々に、見城さんのご紹介で、藤田さんとお会いしたことがすべての始まりでありました。
 ネットテレビ AbemaTV では今後、ドラマ製作に深く取り組んでいく予定で、ついては、連続ドラマの第一弾に力を貸して頂きたいと、そんなお話でした。

 企画は今のところ、まったく白紙。まずは横内さんとお会いして、そこからスタートしようと思いました、と。
 今テレビがやってこととは違うものにしたい、完全オリジナルでいきたい。AbemaTV として今後の課題となる、若者層に向けるものにしたい。

 にしても、私も良い歳だし、何しろ映像系は門外漢だし。唯一の連ドラ作品、フジテレビの『ダンドリ』は、そんなに視聴率も取れなかったし……(奇遇にも!そのダンドリに高校時代、NEWSのマッスーの親友役で出演していたのが、マハラジャ客演の 篠山輝信さんです。その時から扉座、出たいと言ってくれてたのよ)
 とネガティブ要素は多々あるはずなのだけど。

 最近見たいろんなもののなかで 幻冬舎プレゼンツ『郵便屋さんちょっと』 がダントツに、面白かったので、横内さんにお願いしたいと思ったのです。と仰っていただき。

 2017年は、ほぼ活動内容が決まっているのに、そこまで言われて逃げるのは男じゃないと思い、出来る限りのことをします、と言ってしまったのでした。

 で、企画会議が始まり、アベマのスタッフからもいろんな提案のある中で、
 声優を目指す、さえない専門学校生たちの青春物語、という私の企画で行くことになってしまったのでした。
 打ち明ければ、ここ数年、扉座の研究所に毎年入って来る、声優系専門学校出身者たちを観察していて、温めていた、というか、溜まっていたモチーフではあるのですが……
 私が身近に見て来たぶんリアリティがあり、しかも思わぬ盲点でもあったようです。
 そういえば、今まで声優のことを扱ったドラマってなかったなあ、と。

 もう、本当に白紙からのデザインで、普通の連ドラなら、主演や監督ぐらい決まっていてスタートすると思うのですが、
 その時は、何も決まっていない状態でした。
 中身に合わせて、スタッフ、キャストを決めようというのです。

 まあ、そこからの詳細はまた別の機会に記すとして、
 実際に、今、撮影中のドラマ、出演者は、とても失礼な言い方ながら、ほぼ無名な人たちばかりです。
 春過ぎに監督と決まった、尾形竜太監督が(俺も無名だから、と笑っておられます)、全員面談し、演技オーディションを行って、役に合わせて決めたキャストです。
 扉座から出る、岡森、中原も、私のコネ枠ではなく、6月に紀伊國屋で監督やプロデューサーたちが『郵便屋さんちょっと』の再演を見てくれて、あの方たちに是非、と声をかけて下さったのです。
 逆に、私が勝手に、うちの劇団員とか知り合いの役者を想定して書いた役に、オーディションで監督のイメージする俳優がチョイスされていたりして、
 かかなりフェアーにして、シビアな製作が遂行されました。
 実に潔く!
 
 昨今のテレビドラマに対しては、プロダクションの俳優行政第一の製作が、よく批判の対象となっているようですが。
 今回は、それとはまったく真逆なことをしているのです。
 まず、企画とホンだろう、と。

 当初は出来る限りという話だったけど、そこまで膨らんでしまうと、ますます
 コレは逃げちゃダメだ!
 という感じになり、まあ、ところどころ、他の作家さんの手助けも受けつつ、全話を書くこととなったのでした。
 ちなみに、尾形監督も、ひとりで全話撮る、という極めて筋の通った連ドラとなっています。
 (今のドラマは、数名の監督で回すのが常識になっている)

 このように、お話のあった時点で、今年は活動はほぼ決まっていたので、そこに無理やりこの仕事を詰め込んだもだから、
 仕事は過酷を極めました。
 本気で失踪を考えたことも幾度か。
 
 そして、真剣に頼まれた時、ついつい、引き受けてしまう、
 自分の男気 を幾度も悔いました。

 でも、それも今は、もう過ぎたこと。
 撮影は佳境となり、間もなく、撮り終わりになろうかというところです。
 もちろんその後、多くのスタッフたちと企画や脚本を詰めて進めましたが、何分そんなふうにスタートしたものなので、
 責任は極めて重く、と同時に愛着も深く。

 今は仕上がりをドキドキしつつ、待つところです。

 で
 自分はしばし 江戸のマハラジャ に全力で没頭する、と。

 いい感じに公演を成功させて、来年につなげたいです。


 

 ところで!


 山本周五郎 原作というのは 嘘です。
 そんな風に仕上がればよいなと願いを込め、嘘付きました!

 江戸にインド人が居たという記録は、どこを探してもありません。
   
 
 
 

 
 

 

  
 
 



 
 

 

  

 
  









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