扉座研究所 卒業公演
どこからどんな事情で、我が扉座研究所に、人が集ってくるのか、
動機や理由は千差万別だ。
昨年の入団試験は、3月12日の予定だった。
そう、あの日の翌日。
とうぜん、延期になって、後日に行い、結果、今のメンバーたちが、集まって、錦糸町の稽古場で、一年のレッスンを重ねた。
さすがに震災後の入団は半分ぐらいになるんじゃないかと思ったけど、そんなこともなく、通常通り。
しかも、例年になく男子が多い、ほぼ女子と同数だ。
なぜそうなのかは、わからない。
調べれば、何かの役に立つのかもだが、今は目の前の卒業公演で精一杯だ。
メンバーたちは今、卒業公演ラブラブラブ の稽古に励んでいる。
重ねて、はや15回目。
初期の頃は、私が尻を叩き、舵を取り、汗だくになってやっていた。
しかし、今はもう、まったく汗はかかない。
その前に、座員たちが手分けをして、新鋭たちの尻を叩き、舵を取ってくれる。
勘どころを指示するだけで、それをうまく説明し、繰り返しの稽古で下地を創っておいてくれる。
そんな座員たちのほとんどが、今やラブラブラブ卒業生である。
もう15年もやってきたから。
初期メンバーなんか、ベテランの域である。
なかにはずっと、継承してきた演目もある。
ロミオとジュリエット とか、スクラムとか、五重唱とか。
実は、ここは私の実験場にもなっていて、ここでダンスの可能性を試したり、ミュージカルにチャレンジして、その成果や反省を、本公演に反映させているのである。
今も、かつての研究生と会ったりする時、その時々のエポックを思い出す。
あいつらとは、スクラムを試行錯誤してクリエイトしたな、とか。あの時のロミオは、歌が下手すぎた、とか。
そんな話は、その期ごとに盛り上がり、扉座研究生たちは、それぞれに同期の思い出と絆を持っている。
開催する劇場も、いろいろだった、原宿のイベントスペースだったり、新馬場の六行会ホールとか、
ここ3年は
スミダパークスタジオ の『マル倉』内。
今年は、いよいよ扉座本公演も行う、新しい演劇のメッカにして、扉座稽古場がある、拠点地でもある。
思い出深い稽古場内での卒業で、感慨は深まっている。
昨夜、初めての通し稽古があって、いよいよ、カウントダウンになってきた。
例によって盛りだくさん。
いまはまだ雑然としているが、ここから、無駄が削ぎ落とされ、弱点をたたき直され、精神注入を受けて、
高ぶってゆく。
寒い寒い、冬の稽古場。
だけど、彼らが組み合うスクラムの背中からは、汗の湯気が立ち上る。
どうぞ熱き、ご声援を。
★あと追伸
土曜日の夜『6』時。座高円寺で、
リーディング公演&研究会あり。
私は担当コメンテイターとして参加します。
新人作家の戯曲を俳優たちがリーディングし、その感想を述べ合って、ブラッシュアップしていこうという会。
その後、歓談会なんかもあり、演劇人の交流の場になってます。
そして翌・日曜日は板橋で
『アトム』ね。
★★★★★
申し訳ない
情報間違ってました。
明日は、6時からですっ。
国松様、ありがとう。
