横浜とか 錦糸町とか
そろそろ ドリル魂 に取りかかる。
今回は、正確に言えば、扉座公演とは言い難い。
神奈川県文化課の、アートフュージョン という催しとして、製作されるものである。
単なる 再演でないのは、そこら辺の理由もあってのことだ。
フュージョンつまり、融合的な新しい芸術を 神奈川から発信しなきゃならんのだ。
でも、せっかくだから、その状況を楽しんで、新しいモノにしようと思っている。
で、昨日は、県の担当者の方と、横浜方面メディアを回っての、協力者、仲間作りを。
何しろ横浜だけの公演で、しかも四回もやる。
地元で作って、地元で盛り上げて貰う。
これが理想だ。
稽古場では、高校生向けにワークショップなどもやる。
まだどんなことやるかは決めてないけど、せっかくだから、稽古場に立て込んだ、
轟組現場を使って、いろいろ体験して貰おうと考えている。
なお、コレの参加者も募集してます。
そのうち細かく説明するけど、
今回のホールは、私にとって、聖地とも言うべきところでね。
そもそもここは神奈川の高校演劇少年少女にとって、県大会がいつもやられる場所で、あこがれの劇場なんだけど、
昔ここで、よく芝居を観たり、ワークショップを受けたりしたのである。
実は私の人生を変えた、
熱海殺人事件 も先輩につれられて、ここで観たのだ。かれこれ、32年も前の出来事。
だからここで何かをやると言うのは、とっても大事なことなのです。
もちろん処女作、山椒魚だぞ も県大会をここで迎えています。
今までも何度か、劇団の公演で訪れてはいる。でも、ここ発のモノを創るのは初めてなので、
気合い入れます。
そしてそんな一方で、錦糸町ではラブラブラブ。
年齢制限撤廃によって、
上から下までの年齢差が、親子近くまで開いた今回。
親子モノだの、女教師モノだの、AVでいえば熟女系作品というか、つまるところ古い劇団のような厚みのある作品作りが、演目的に可能な状況になっている。
なのにまだ、その醍醐味は堪能できず。
やはり、同じ年代、似たもの同士、ちんまりとまとまる傾向があり、
こちらはさらに融合が必要であろう。
異物、未知なるモノ、他者、との出会いと衝突こそがドラマの醍醐味だと、強く言いたい。