うたかたのオペラ　の稽古とか

　今日は美浜文化ホールの仕込みであるが、それはスタッフに任せて、私は『うたかたのオペラ』の稽古場に。
　こちら、ここに至るまで諸事情あり、目下、私が一部演出補佐みたいなことをやらなきゃいけない状況になっている。（ちゃんと進行はしているので、ファンの方々はご安心下さい）で、このところ、ちょっと稽古場掛け持ちになっていた。

　で
今日は、みっちり、こちらに張り付き、アレコレやっていたのだけど
　紫吹淳と、川崎麻世という二人、さすがにエンタテイメント界で大看板を掲げている人たちで
　その飲み込みと、仕事の速いこと。
　まあ、この舞台は、お二人得意の、歌と踊りがメインということもあるだろうけど
　私が唐突に申し出てみる、
ちょっとこんなことやってみれますかね、みたいな思いつきのアイデアも、
　そんじゃ、ここはこうやって、ここでこうして、くるりと回り、
　みたいな感じで、アレヨアレヨという間に、具体化して見せてくれる。

　ついでに
　こんなのどうですかねと、おかずまで加えてくれる。
　それも、きっちり、曲の寸法まで計算に入れて。

　さすが、プロよねえ、と改めて感服するのだった。
　ま、当たり前なんだろうけど。
　ツーカーという心地よさ。

　私もたいがい、仕事は早いほうだと自認しているが、劇団　だとこうはいかないからねえ。
　特に、若手混じりの時は、さまざま指導が必要だし。
　演技の素人の私が、演技をやってみせなきゃいけなかった　りして。
　しかしそのために余計混乱したりするんだね。
　私の下手な演技が、更なる誤解を生んだりしてな。
　こういうのを悪循環というはずだ。

　それはともあれ、そんな感じで、この現場、決して余裕の　ない稽古スケジュールなのに、不思議とストレスのない稽古であった。
　他のメンバーも、熱心に取り組んでくれていて、狙い通りの雰囲気が出てきている。

　一方、美浜は、どうなんだ、ちゃんと大道具は建ったのかと案じてみれば、
　ガン平ブログに、ちゃんと写真が載っていた。
　便利な世の中ですねえ。

　写真で見る限りとてもキレイな舞台に仕上がっていて、一安心。
　パッと見、素っ気ないぐらいシンプルな舞台だけど
　これがあなた
　じわじわ、心にしみてくるのです。

　まあ、とくとご覧下され。
　明日は、舞台稽古。