感謝 つかこうへい様

 今朝、というか、今。
 つかさんの訃報を、ネットで知る。

 もしこの人が、いなかったら、たぶん私は、こんなに演劇に関わって生きることになっていなかっただろう。

 つい一昨日、私と同じように、というか、さらに、つかの世界にどっぷりと浸かり、生きてきた、岡村俊一と、つかさんのことを話していたばかり。

 あんまり具合が良くないとは聞いたけど、

 ずっと、どこかにいて、何かを巻き起こして、いるのが当然の人だったから、
 病気も入院も、そういうサプライズのひとつのような気がしてしまっていて

 この時が、こんなに早く来るなんて、心の準備がまったく出来ていなかった。
 なので、今、ちょっと茫然自失。

 週刊金曜日 の原稿は、ホントに、たまたまだったのだけど

 原稿を書いた3月、ちょうど青少年センターでの ドリル魂 を終えたばかりでもあり、

 いろんな意味で、自分の原点たる、つかこうへいとの出会い、と あの頃 を振り返る機会になった。

 あの頃、当然ながら、面識はなく、私は観客席に座っていて、ただただ、遠くに仰ぎ見て憧れるだけの人だったけど

 そんな人が、舞台から、作品を通して

 重たい、青春の扉を開けて
 リアルな人生に向かう、背中を押してくれた、
 
 いろいろ整理してみると、そういうことなのだと、自分でも気づき、

 今度お会いする機会があったら、
 
 ぜひ、あの頃の芝居と、時代について、つかさんからはどう見えていたのか、改めてさまざま伺い、
 そして

 感謝を述べたいと思っていた。

 でもちょっと遅かった。

 

 つかこうへいさま
 
 ありがとうございました。
 あなたと出会えたことを、心から感謝致します。

 
 
 
 

  


関連記事

この記事のハッシュタグに関連する記事が見つかりませんでした。

アーカイブ