紀伊國屋ホールへ
水曜日から、日曜日まで、また短い公演であります。
もう少し出来るといいのに。
せめて当社比1、5。
まあ、ないものをねだっても詮無いからのぉ。
あるものを、粛々とやって参る。
今日は、散髪に行った。
五月の初めに行くはずが、風邪引いて延期して、そこからずーっと髪切る暇もなかった。
頭皮、疲れてるねえ、と担当先生。
そんなことがわかるのですか。
デコボコになって、赤くなってるから。
なんか恐ろしくなった。
しかしま、疲れてるわな、と納得。
その風邪の辺りから、ここまで記憶が定かでないもの。
ちなみに
最近、市川笑也丈も通っているお店である。
東下り の時、人生初茶髪を笑也さんがやったサロン。
そんな笑也さんの艶姿が、評判の
新水滸伝 は今も中日劇場で 絶賛上演中。
ところでその劇評が出たと、関係者が送ってくれた。
中日新聞というところの。
劇場の親会社だから、そもそも悪くは書けない構造である。
にしても、なんともピンと来ない批評。
嘆かわしい。
気に入らぬなら、気に入らぬと、ぃっそはっきり書け。
大人の事情で書けないのは分かるが、こんな適当に書かれる方がアタマにくるぜ。
歌舞伎とはいえぬ、何でも有りの新奇の見せ物、
みたいな論調で、その裏には、これは不届きです。
マシンガンとか出てくるし、悪者がグワッハッハと笑って出てくるし、ミュージカルみたいなことまでしてるし。
という否定的気配が、そうとは書いてないけど充満している。
ま感じ方は人それぞれだけどな。
分かってないねえと思う。
そこが面白いんじゃんなあ。
てか、そここそ歌舞伎なんじゃなんなあ。
いろんなことやってるじゃないか、歌舞伎だって。
巨大ガマガエルの背中に乗ったり、タンス担いで空飛んだり。
そもそも古典ではない新作で、しかも水滸伝なんだからね。
何でも有りは、原作に溢れる魅力でしょうが。
荒唐無稽の元祖だよ、水滸伝こそ。その精神は大事にしなきゃ、やる意味ないじゃん。
あれは昔のマンガ、劇画ですよ。
だから劇画歌舞伎だと言ってるじゃないのさ。
それはま、アタシがここで言ってるだけだけど。
でもな、そこを面白がらないで、どうすんだよね。
そんで最も、もの申したいのはな
もっと、感じるべきことはあると思うんだよ。
この舞台には。
作者が言うのも何だけどな。
見た目に誤魔化されないで、も少し本質に目を向けて欲しいねえ。我々が何をクリエイトしたのか、何を伝えているのか。
そういう見た目の、派手さとか新しさばかりに捕らわれずさ。
ホント、酷評されてるワケじゃないんだけどね。何が言いたいか、よく分かんない。
あまりに、ピントはずれで、虚しうなり申した。
まあ、期待しても無駄か。
でもワタシは観客には期待するよ。
名古屋も新宿も。
劇場でお待ちしています。
