ありがとうございました

 あっと言う間の一週間。
 今日でこの公演も終わりです。

 皆さん、どうもありがとうございました。

 今日は12時開演です。
 早いので、お気を付け下さい。
 


すみません、ここまで書いたところで、先日の日記への、お客様の書き込みに気が付きました。
 
ここでは、
お客様の書き込みにはお答えしないことを原則にしていますが、大事なことかなと思ったので、大急ぎで書き込みます。

少しでも多くの方たちに楽しんで頂くために企画し実行している演劇公演で、大切なお客様が、不快な思いや、何よりも危険に遭遇された方がおられたことには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

我々の対応にも多々、問題はあっただろうと思います。深くお詫び申し上げるとともに、反省致します。

ただ、21日の公演を実行するか否かについては、慎重に状況を見守りつつも、お客様がおひとりでもご来場なる以上は、原則実行するという方針にまったく迷いはありませんでした。

地下鉄以外の電車が止まったという時点で、開催はかなり危うくなりましたが、その時はすでに劇場に向かっているというお客様も大勢おられ、そういう方がおられる以上は、ドアを開けてお迎えし、予定通りのものを、予定以上の気持ちを込めてお届けするのが我々の仕事であろうと思いました。

嵐の中、劇場に向かわれるお客様のことは、もちろん心配です。

でも、自己判断で、来場が難しいからとキャンセルを入れられた方も大勢いらっしゃいます。
また、どうしても来たかったけど、電車が止まって無理だったという方もおられます。
その一方で、事態を想定して、いつもの倍の時間をみて、自家用車で向かっているんだが、公演はやってくれますよね、というご連絡が入ってもいました。

これはもう、お客様の数だけ、事情や状況があるわけで、ご来場予定の皆様に、緊急に、個別連絡を入れる手段を持たぬ我々としては、可能な限りドアを開けて、実行の準備をするしかないと考えました。

もしこれが地震だったら、状況にもよりますが、中止にしたかもしれません。

地震の場合は、劇場の中が、余震などで危険になる場合が考えられるからです。
しかし台風の場合は、ご来場頂いた方をお守りするには、劇場の中はむしろ安全だと考えます。
そこでお昼の回を見終えた方で、ご帰宅が困難になられた方には、そのまま夜の部にもお残り頂けるようにご案内もさせて頂きました。
ニュースでは、夜の部の公演が終わる頃には、風雨の峠を越えそうな気配でありました。

これらの考えはあくまでも私の私見です。
もしかしたら、社会の常識とは食い違っているのかもしれません。
ただ、あの日、東京で予定されていた催しでは、中止にはせず、開催した主催者の方が多かったのではないかと思います。
それは、決して、金儲けとか自分たちの利益優先とかの理由ばかりではなく、
我々は可能な限り、公演を行う、ということを大原則としているからなのではないかと考えます。

ただ何分、我々も慌てふためき、皆様へのご連絡や、対応などに多分に行き届かぬ点があったと思います。
その点は、大変申し訳ございませんでした。

深く反省し、今後は少しでも多くの方に、どんな状況でも快適にご観劇頂けように、努力精進して参りたいと思います。

貴重なご意見をありがとうございました。 

      


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