舞台の神に愛される男たち

 エッセイストの関容子さんの著書が上梓されました。
 偉大な演劇人たちのインタビュー集。

 そのなかに、なぜか私も加えて頂いております。
 以前、浄土 というお寺さん方面の雑誌に、載せて頂き、それをロビーでプレゼントさせて頂きました。

 そのインタビューが、一冊の本にまとまったカタチです。
 その名も『舞台の神に愛される男たち』講談社刊 

 山崎努さんとか、平幹二郎さんとか、レジェンドの人々が主なる登場人物で、そんなところに混ぜて頂いて、恐悦至極にござりまする。

 関さんは、かの堀口大學先生のインタビューで名を馳せて、エッセイ界の第一人者となられた方です。
 先代の、勘三郎さんの楽屋語り などが有名。伝統芸能からオペラ、現代演劇まで幅広く、そして深い造詣を持っておられます。
 
 このインタビューの時に、数回に渡り、いろんなお話を伺って、とても勉強になりました。
 関さんとお話ししていて、自然にフランス文学と歌舞伎の話が重なったり、文学史上の偉人たちと今の人気者がつながったりして、
 知性とは、こういうことをいうのだなあと、しみじみ感じ入ったものであります。

 似顔絵もステキに描いて頂いています。

 舞台の神様に愛されている、とは思えぬことの方が多い、力不足の上に、罰当たりなエンゲキ信者であり、

 ちょっと照れくさいですが、ご紹介致しました。

 んで明日は、舞台稽古。
 またレコード盤の上で、人間たちがクルクルと回ります。

 台風だけはゴメンだぜ。



 
 
 


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