苦しいマル のささやき
『ながら』進行させながら、
天下茶屋という新作書きにも、取り組んでいる、貧乏暇なしの劇作家です。
実はもうひとつ『影武者・独眼龍』というのも公開を控えているのですが、
こちらはとりあえず、現場にもう渡してあります。
目下の苦しみは、ハガタキ。
ずーーーーーーっと、ずーーーーーっと、書きが続いていて。
苦しいマル、ツライまる。の日々です。
しかし、泣き言を言う間もなく、いろいろ押し寄せているので、泣きごとは心の中だけで、繰り返しておりました。
もちろん、独眼龍も、くるしいマル の日々でありました。旅先にもず」っとPCを抱えて、少しでも時間が空くと、シコシコやっておりました。
もうPCは観たくない、ととっくの昔に叫んでいましたが、今は ハガタキ です。
とにかくこれをやつつけなくちゃ、イカン。
今もオリビアの劇場に時々いないことがありますが、厚木で子供たちと戯れているか、
もしくは
PCの前で、ハガタキと血みどろになって闘っているので、ご容赦下され。
さてそんな『ながら』ですが
いよいよ、今夜と、明日2回、そして千秋楽で終わります。
お陰さまで楽日は完売になりましたから、
もしチケットをお持ちでなくて、今から観たいという方は、今夜か、明日のマチネ、ソワレに駆けつけて下さいませ。
各方面から、良かったわよ、と声を掛けて頂いています。
円形なので、向こう側のお客さんがよく見えるのですが
ハンカチを出している方が大勢おられて。
暑いからじゃないとは思いますが。
効き過ぎぐらい、涼しい円形です。
なかにはそれはちょっと早すぎだろうというタイミングで、ハンカチ握りしめているお客様の姿もあります。
何回か観て頂いて、待ちかまえて下さっているのですね。
ありがとうございます。
ま、尾崎亜美の曲 ですから。
芝居に仕立てるまでもなく、泣けたりするわけで
この日々が
良いデトックスになっていれば幸いです。
先日は青山通りを、原発反対デモが通って行きました。
劇場の前です。
こっちの登場人物は、八十年代に、運動しているのです。 なんか不思議な感覚でした。
今のデモは、イデオロギーとかじゃない、発生の仕方がとても好ましく思います。
今後セクトとか、流派の争い分裂みたいな、いつかみた光景を辿らぬことを強く祈るばかり。
そしたら、もう原発村とかと同じ光景のなかに入っちゃうんだよね。自分たちの立場が最優先のさ。
今の世の中、
やよいが生きいれば、どう思ったか。
てかま、やよいは、想像上の人で、実在のモデルはいないんですが、
三里塚に行って、消息不明になった同級生は、男子だったし。
それでもあの頃、必死に基地のこととか、原子力のこととか、語っていた同世代の一群がいて
ほぼ世間や仲間からも、無視されていましたが
地震のあとで、それをやたら思い出したのが、このオッサン・オリビアのスタートでした。
そこら辺が、いいね、と多くの方が言ってくれています。
音楽劇で、尾崎亜美でと、そこで想像の付くことが、ほぼ裏切られて、それでいて切ないから、スゴイって。
友人が言ってくれたのが、嬉しかった。
そんな『ながら』、今ならまだ間に合います。
急いでね。
