をどり と 猫

 昨日、名古屋に行く。
 桜山という駅で、劇座の末吉博士と待ち合わせ。久しぶりの再会を喜び合う。

 暑い夏の日……

 万博の日々も暑かった。
 末吉博士の額に浮かび出ている汗をみて、あの狂騒の日々を懐かしく思い出す。


 西川流の稽古場へ。

 そこには、同じく劇座の小川博士が、音響係として待ち構えていたのであった。

 そのままお稽古拝見。

 今回のは、擬古典というか、かなり歌舞伎っぽい線を狙っている。
 で、こないだのラジオで笑三郎さんに会ったときに、わしのインチキ時代劇セリフなどの、歌舞伎化をどうか、よろしく とお願いしたのである。

 笑三郎さん、ばっちりやってくれていた。
 特に、劇中劇としてやる部分が、すっかり、昔からあったみたいな義太夫芝居になっているので、嬉しくなった。

 右近家元とご子息の千雅さんと、笑三郎さんの三方の取り合わせも良く、芝居っぽい雰囲気が溢れている。

 まずは狙いにハマッていて、大安心。

 途中、一応、共同演出の名になっているので、気が付いた点など小返し。

 基本的に、お家元は照れ屋で、ボクは目立たなくていい。
 みたいなことをおっしゃって控えめにされるのだが、
 この企画、家元なくては始まらないもので、

 わしと笑三郎さんで、おもだか一門でいうところの、旦那ポジョションに引き戻す。
 お家元は、ここにいて下されと。
 なんにもしなくていいので、要のところでただドーンと構えていて下さい、と。

 ここら辺の演出プラン、特に打ち合わせてもないのに、笑三郎さんと以心伝心で、意見が同調し気持ちよかった。

 インチキな外様ではあるが、わしも、やっぱり、猿之助門下生の端くれなのだなあ、と痛感したのであった。
 習った師匠が同じなのだなあ……と。

 それやこれやで、ケッコウ遅くまで真面目に稽古だった。

 んで一泊して、今日は、新中野のキャラメルボックス稽古場へ。

 名古屋のお土産『おほほっ』を買って。
 これはミクシィではすでに話題にしたが、わしが今、名古屋土産と勝手に決めているモノである。
 わしのチカラで、流行らせようと思っている。

 そのお菓子屋から、キックバックがあるワケでもないんだけど。何となく、成り行きでそうなっている。
 しかし、もしも大流行した暁には、わしも手伝ったと名乗り出ようと決めている。
 名古屋駅のお土産コーナーで売られている。

 ともあれ、そうして、日舞の稽古から一変して、
 今日は現代劇のお稽古。

 このクソ暑い中、地下室に籠もって、
 喪服を着た5人の男女の、芝居を演出している。

 
 さすがに疲れ申した……

 

 今、ドリル魂 の模様をメンバー達のブログで確認中。
 やっぱりかなり暑かったみたいね……

 炎天下ご声援下さった皆様、どうもありがとうございました! 
 
 
 
 


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