へろへろで……

 厚木の千秋楽から、昨夜まで、かなり綱渡りでいろんな用事をやって、

 今日はもうカラダが動かなかった。
 さっきやっと、
 釜山のサンゲタンに負けて(珍しくまったく辛くない料理だったのに、骨が私をやっつけたのである)で欠けた、差し歯の診察に行ってきた、ところ。

 韓国の仲間達も皆、故郷に帰り、日本の仲間達も、それぞれ次なる課題に取り組み始めている。

 土曜日は、北九州の芸術劇場まで地元の若者達でやった『無邪鬼』を見に行った。

 で、終演後、演出の池田美樹(熊本の劇作家・演出家でワークショップなんか一緒にやった劇作家協会仲間)さんとか、コーディネイターの泊クンとか、国文祭閉会式に出演してた地元若手の期待の星
 市原君や出演者達と飲み会やって、

 翌朝、厚木にトンボ返りして、
 厚木市民劇『リバーソング』の初稽古を。

 にしても、釜山から、北九州に入れば、すぐそこなのに、釜山からソウルに行って、羽田行って、厚木とか回って、また釜山の近くへ……

 何か、列島と半島をぐるぐる回ってるような。

 北九州では、親戚の人々や、国分祭のスタッフだった、県庁の方々なんかも来てくれた。

 この公演、私は台本をお貸しした以外、何にもやってなくて、ひたすらお客様で行ったに過ぎないのに…… 
 
 でも、池田さん、豊かな手作り感で一杯の、ステキな舞台に仕上げてくれていて、
 私もリラックスして楽しめたので、良かった。

 にしても、芸術劇場は、小屋そのものも(今回は小ホール)そうだけど、
 考え方とか、運営の仕方とか、
 とても良い劇場になってきている、と思う。

 泊君に、釜山と連携すれば良いと思う、と提言しておいた。
 釜山の人にも、他の日本のグループを紹介して欲しいと言われたとき、そりゃ福岡や北九州と付き合うと良いよ、と言って、『ギンギラ太陽ず』と『飛ぶ劇場』の名を語ってきたばかりである。
 
 日本の情報は東京からソウルへ、韓国の情報はソウルから東京へ、
 そのルート、関係だけで、事を運び続けるのは、つまらない。

 釜山には釜山の芝居が元気にあって、
 北九州や熊本にも、こうして才能アル元気な演劇人達がいる。
 東京だの、ソウルだのイチイチ経由する無駄を省いて、ダイレクトに、関係を持てば、
 きっと面白いことになる、と
 
 そんな夢を見た……

 


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