劇作家協会戯曲塾

 本来なら、先週が開講だったのだけど、あたしが公演中だったもので、別役実先生のコント講座が先になってしまった。

 遅ればせながら、本日開講式とオリエンテーション。
 
 劇作家を志す人が、今年は60人の定員オーバー!

 世田谷のセミナールームに集う人々の様子は壮観であった。
 自己紹介だけで、1時間以上かかかる。
 でも、退屈しないのは、皆さん、呆れるほど雑多な動機と、立場から参加しておられる故である。

 いろんな人が、いろんなこと考えて、芝居書きを勉強しに来ている。
 それを聞いているだけで、ドラマチックだ。

 その中に、元扉座研究生の 林いくみ と 飯田紘子も混じっていた。
 同じくこのセミナーで学んだ、錦織伊代の後輩になったワケだ。
 ぜひ、傑作を書いて欲しい。

 扉座卒業組から、もっと活躍する人が出て欲しいもんな。

 明日の、猿之助さんとの打ち合わせに備え、すぐに帰るつもりだったけど、
 どんどん飲み会などやって、交流を深めるように、

 なんて自分で言い出した手前、ひっこみがつかず、
 飲み会に参加。

 そこでもまた、受講生達の素性をさまざま知り、驚いたり、感心したり、呆れたり。

 人はいろんな理由で、芝居を書き始めるものだ。

 高校生の時、初めて見た、つかこうへいに感化され、見様見真似で始めました、なんて。

 私の経歴は極めて凡庸なものだと痛感する。
 
 


 


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