ZED

 いろいろ弱気なことを書いているので、心配されている。

 でもまあ、心配してくれ。まだ完成には遠い。

 でも、そんな一方、昨日は舞浜に行った。
 ずーっと前から、お誘いを受けていて、舞浜で始まった、シルク・ドゥ・ソレイユを見に行くことになっていたのだ。

 そのお誘いは数ヶ月前のことだったけど、当然ながら、その時点で今の状況は予測していなかった。
 
 正直、今、そんなもの見ても、楽しいかどうか分かんないと思ったのだけど、前からの約束なので、エイやあと、行ってきた。

 感想はまた今度書く。

 Oとか、KAとか、ラスベガスのモノを考えたらだめですよ。

 と釘を刺されていたので、そらまあ、そうだろうな、と敢えてさらなるローテンションで客席に佇んだのだけど、
 十分によいモノだと思いましたね。

 まあ、ベガスチームが、5次元ぐらいでやってるとしたら、こっちは三次元止まり、みたいな違いはあるけれど、

 オープニしたてということもあると思う、パフォーマーたちに、とても気合いが入ってると思った。
 人間力で、見事に引きつけている。

 ただな、
 私の場合、シルク・ドゥ・ソレイユにはまったのは、サーカス芸のフィジカルのすごさを、吹き飛ばし覆い隠してしまうほどの、幻想的なスペクタクル性と美しさだから、

 そういう点では、違う方面の伸びを鑑賞するものになっている。

 でもまあ、それほどあっちでやってることは桁外れってことだと思う。つまり常軌を逸しているんだよ、あの町は。

 当然、それを見ている間も、目下の課題は頭の中から消えず、あれこれと考えている。
 特に劇場の暗闇に身を包まれて、しかも音楽が良かったから、かなり妄想もできた。

 それは、よい方向に向かっている兆候ではある。

 私の場合、息抜きしても、今取りかかってる芝居のことが、なんか頭から消えない感じになってくると、
 完成への道のりを本当に進み出したということになる傾向があるのだ。

 人と話してても、なんか心、ここにあらずな感じで、失礼な印象かもしれぬ。

 申し訳ないけど、私がそうなっている時、カラダはそこにいても本体は、別の仕事中なので、黙って見守っていただきたい。

 時々は、ただスケベなこと夢想してるだけだったりもするけれど。


 ちなみに、昨夜は、夢にも、今取り組んでいる、登場人物の何かが出てきた。

 今日も犬の散歩に出ただけで、ひたすら、書き。


 
 

 


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