おしゃれ

 父さん、実はおしゃれなんだ

 とチラシには、そういうコピーがあります。
 で、そういうオシャレの物語なんだと思っておられる方が、多いそうです。

 まあ、チラシにそう書いているので、当然ですが。

 んが、
 実際の舞台には、そんなセリフはなく、オシャレなお父さんも出てこない。

 出てこないと言うのは間違いか。
 意味的には、登場するけど、
 視覚的には、出てこないと、いうのが正しいかも。

 オシャレ、ファッション、

 はあくまでもキーワードなのですね。

 ただ、
 演出的に、というか、台本上、オシャレアイテムとかは登場さぜるを得ない構造になっているんですな。

 しかも、誰もが知ってる一流ブランドの品物が。

 ここが今回の大変なところです。

 本物で揃えるのは極めて困難ですからねえ。

 まあうちの衣裳プランナーはとても優秀で、しかも元々、ファッション業界から来た人物なので、
 さまざまな手を使って、今、台本の指定を実現させるべく知恵を絞り、動いてくれていますが、

 さて、ここがどうなりますか。

 映画 プラダを着た悪魔 

 は、そこら辺が、当たり前だけど、見事でありましたね。
 まあ、タイアップ も出来るからねえ、映画は。

 この 人生のクライマックス に、たとえばプラダが衣裳提供、なんて、
 あり得ないもんね。

 ドリル魂 に 虎壱様 のご提供は頂きましたが。


 私らのこのチラシが、プラダ各店に貼られている図とか、想像すると、面白いと思うんですが、

 まあ、脳内劇場だけの光景でしようねえ。

 それがあたしの劇団だから、そーしてくれたら良いのにとは思うけど、

 まあ、無関係だったら、

 そんなプラダ、は嫌だしねえ。


 ただ、プラダといえば、
 バリ島のデンパサール空港内の プラダ である。

 一昨年、踊るアジア のために行った時、そこを見て、ええっ、と思ったんだけど。

 なんかねえ、
 すっげー いんきち臭い ブラダなんだよねえ。

 まさかバッタもんじゃないと思うけど、
 ロゴの字とかも、違う気がするんだよね。

 いきなり カタカナ の文字で、セール とか書いた札があちこちに貼られていたりして。 

 なんか 109 の店内 みたいな感じだったんだよね。

 上海とかタイとかの空港内にも ブラダはあったけど、だいたい世界統一基準みたいで同じ感じだった。

 けど、このデンパサール空港内だけは、なんか違う気配がしてんだよね。

 赤星と二人で、これ、絶対、なんか変だよな、と語り合ったものである。

 これから行く予定のある人は、ぜひ、見てきて欲しい。
 たぶん帰りがけに、それを見かけると思う。

 そして、あそこのプラダなら、

 このチラシが貼られていても、たぶんそんなに違和感がない気がする。




 
 


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