守ってくれる力

 劇場が守ってくる、ということがあるのです。

 たとえば、紀伊国屋ホール、スズナリ、これはもう私らにとって聖なる劇場なのですが、
 ここでやると、かなりのピンチもなぜか、不思議と乗り越えられてしまう。

 そして今日、初日を開けた、横浜青少年センター も
 そういう劇場だと、感じました。

 ここはもう劇場ごと、私にとっての恩人というべきで、
 ここから去られた職員の方、故人となられた方もいるのですが、
 そういう方たちの、何かの思いが、この公演を支えてくれている、と思いました。

 何しろ、私はここで生まれ育った 演劇人ですから。
 幸せな里帰りをさせて頂いております。

 今日の感想で嬉しかったのが、

 伊阪クンも、渡り廊下も、見事に轟組と融合してたね、
 
 という芝居仲間からの感想。

 今日はまだ、我々も自分の仕事の意味を十分には理解できておらず、
 お客さんが来てくれて、初めて、自分の仕事の意味が分かったという状態です。そういう意味でギリギリの勝負でした。

 しかし今日頂いた熱い拍手のおかげで、あと3回、自信をもって、さらに充実した舞台をお見せできると思います。

 
 あと欲張って、願わくば、

 渡り廊下走り隊 のファンの皆様、
 伊阪達也クン のファンの皆様、
 あとFMヨコハマ トレセン のトレセナーの皆様、
 そして轟組のファンの皆様が、

 我々と同じように、客席で融合し、

 この横浜現場編に最後まで熱いご声援を頂けたら、サイコーに幸せです。

 ともあれ、ありがとう。
 そして、最後までよろしく。

 

 


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