あっという間の千秋楽
乱童 にご声援ありがとうございました。
一昨日始まり、本日、で千秋楽です。
正しくは、秋ではなく のぎへんに 亀 の字のようですけど、簡単に出てこないので。
前回、売り出しと同時に、売り切れてしまったので、会社としては、更に多くの皆様にご覧頂こうという緊急再演だったのですが
どうやら緊急すぎたようで
ザンネンながら、空席がある状況です。
興業としては、も少し、間をあけた方が良かったのかな。
しかし、一座は元気に、そして、いよいよ終わりの時を迎えることを寂しがりつつ、ラストステージに臨みます。
お陰様で、中味については、さらに練りあがったと、評判を頂いています。
私が見ていても、みな、こなれてきたなあ、と思います。
ほどよく熟成されてきた感じ。
おまけのショウも
お客様はとても喜んで下さって。
こういうのを待ち望んでいたファンの方も大勢おられたようで
大変だったけど、やって良かったと、ホッとしてます。
なにしろテーマソングまで作りましたからね。
歌自慢の、高橋広樹氏 が、こんなに本気の歌とは思わなかったと、驚き、何よりココが緊張するといい、昨日もまだ練習を重ねていた曲です。
しかし、それだけに、我ながら良い曲が生まれたと思います。歌詞は、演助の伴真理子氏と二人、年末の稽古場の片隅で、えいやあ、と作ったのですが、作曲の岩崎さんのメロディが美しく且つ覚えやすくて、意外なほどスラスラと出来上がり、
これはもう
シングルカットしたいぐらい。
もちろん、他のシーンも、気合い入れて作りました。
にしても本編からおまけまで、
青山劇場でやる舞台としては、かなりの少人数になってますけど、それぞれに時間と空間を埋めていて
すきま風のない、気持ちの良い、仕上がりになったんじゃないかと。
これにてとりあえず 乱童チーム も解散です。
まあ、未来のことについては、皆でさまざま雑談はしていますが
今後の予定はまだなく、ひとまず みんなともサヨウナラです。
でも10月アタマから、しばしの中断を挟んで
約三ヶ月、共にアレコレやってきて、
この晴れやかなお正月に、別れが来て。
明るくて、切ない、サヨナラとなりそうです。
でもまた、仲間が増えました。
特に今回は、私だけでなく、扉座メンバーがかなり参加していたので
この財産が、劇団のものになるのが嬉しいです。
最後のステージ、盛り上がると思います。
さて話は変わり、
昨日は、私の母校・厚木高校の新聞部の部員三名様が、乱童 を見に来てくれて、その後、取材をしてくれました。
一年生と二年生の女子3人です。
劇場の隣の喫茶コーナーで、お会いしたのですが
厚高の制服に、腕には
厚木高校新聞部 の腕章を付けて。
立派なカメラで、写真まで撮ってくれました。
今の厚高生は 扉座をよく知らないと思うので、皆にしっかりと伝えたいと思います
なんて言ってくれちゃって。
素晴らしい後輩たち。
発行は、3月らしいのですが
今から、楽しみです。
その腕章は、付けたまま、厚木に帰るの?
と聞いたら
帰りは外します、って。
良いですね。
可愛いかった。
この舞台には、平嶋なっちゃん、という高校生も出てて、
この数ヶ月でメキメキ、芝居の腕を上げています。
AKB48 の勢いもあっていろんな経験もして、
エネルギーが高まっていて、今後に大きく期待が膨らみます。
その立場はゼンゼン違うけど
昨日の後輩たちも、とてもしっかりしてた。
渋谷の街を無目的に徘徊する、子たちとは違って、自分の言葉を持っていて、自分の意見がしっかり言えて、
何よりも、眼に光がある。
新しい世代にも、頼りになる人たちが生まれつつあることを、しかと感じさせて貰いました。