ガチンコ編

 昨日は朝から、AKB48 チームが来て、みっちりと登場シーンを稽古。

 出来そうな気配がしてきたから、昨年よりずっと踏み込んで、リアルな演技を追求してみる。

 なっちゃんとは、昨秋、乱童 できっちりみっちりやったことである。
 他の三人は、手探りからのスタート。

 でも、不思議なもので、誰かが突破した道には次々と、それに続く者が現れるのである。

 それはオリンピックの技も同じ。
 4回転とか、ダブルコークなんとか、とか。
 一人が始めたら、いつの間にか、当然の技になる。
 
 で三人も、演技に背骨と魂 注入を。
 
 結果
 昨年より、かなり、成熟した感じになってるんじゃないか。
 森田氏登場シーンも、きっちり、芝居やって貰ってるし、ドラマも、大人のものになっているので
 
 今回は、大人や玄人筋にも、ご納得して頂けるのではないかと、思う。
 中味的にも ガチンコで。

 その後、がんばった4人にご飯を。
 桜木町名物の 餃子発祥のお店で。
 
 そこで なっちゃんが 乱道の再演の時、私にいろいろ言われて、泣きました、と言い出す。

 再演にあったって、少し芝居を本格的にするからと言って、要求のレベルを一気にあげたのらしい。
 今と同じような状況ですね。

 言った本人は、そんなことはすっかり忘れて、軽く驚く。

 なにより、なっちゃんは しっかりしてて、多少のダメ出しなんか食らっても、もっと言って下さい、みたいな顔して、元気に返事していたから。

 稽古場では我慢しましたけど
 おうちのお風呂で 泣きましたって。

 まあ、それぐらいは部活でも、よくあることではありましょうけど
 
 楽しげに見えて、芸人もなかなか大変なのです。
 でも、そういう積み重ねで、育っていくんだから。

 研究生から、いよいよ正式メンバーに昇格する、
 15歳のワサミンの思いなんかも聞いて、

 がんばれよ という励ましとともに

 この舞台が、彼女たちにとって、少しでも未来への足がかりになるように、
 そういう責任を改めて感じた、オジサンであった。

 にしても
 菊池あやか の母の歳を聞いて、挫けそうになる。
 
 もはや、ご両親より、ワシなんかずーっと先輩である。
 
 どうする。
 

 


 

 
 


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