伴美奈子 の 洗濯女

 ドリル魂 の火照りがまだ醒めていないけれど
 今日は調布の 仙川劇場へ。

 新羅生門 の稽古である。

 こちらもここから一気に追い込みに入る。
 ちょっと放置していたので、焦りつつ。

 劇場に仮道具を建て込み、キャストも全員揃っている。
 
 その中に、伴美奈子も。
 
 洗濯女をやって貰うのである。

 これは私がこだわって、特別にキャスティングさせて貰った。
 オーディションで選ぶ気持ちもあったが、ただひとりの民衆代表、洗濯女は、なにげに難しく。ザンネンながら、ピント来る人材と巡り会わなかった。

 今から十数年前の、新羅生門全盛時代、圧巻の面白さを見せていた、

 伴の洗濯女である。今の伴さんには、鬼の母、サエ役でオファーするのが順当というものである。
 しかし、ここにはすでに、新井純さんという、名女優がいてくれている。

 で
 伴さんに、洗濯女 を依頼するという贅沢が実現した。

 これはもう、必ず絶品。

 まもなく三十周年を迎える扉座のさまざまな作品の中の、キャラクターの中でも、伴美奈子の 洗濯女は トップテンに入る、ものだ。

 かつて観たという方も、話にしか聞いたことのない方も、
 そもそも、新羅生門 を知らぬという人も

 これは騙されたと思って観ておいた方が良い。

 それぐらいピンテージ。

 
 ドリル魂 に熱いご声援、ありがとうございました。
 
 いろんなことがあり、また深い思い出が出来た公演でした。
 今年は、試験中なのに中高生も大勢来てくれて、本来の目的が果たせたのも大きな喜びです。

 またAKBファン、森田ファン、扉座ファン、神奈川関係の人々が、良い感じに融合していたんじゃないかなあと思います。
 
 いろいろ逸話もありますが、それはまた、そのうちに。

 ともあれ、どうもありがとうございました。 
 
  

 


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