MJ

 せんがわ劇場 では スタッフの多くも初めての人たちだ。
 そして皆、若い。

 振り付けも、息子ほどの年齢の若者だ。
 
 知ってる人は知ってるだろうが、
 新羅生門 という芝居 タイトルはいかついが、中味はかなりばかばかしく、ゴッタ煮で

 ダンスシーンがあったりする。

 まあ、踊らない演出も可能だけど 今回は、新羅生門のイッチャン、オーソドツクス にして 面白い版 にしようと思っているので

 二十数年前の初演からやってきた、ダンスシーンは再創造して、残している。

 で若い振り付け、タクロー君に、やって貰っているんだけど

 これが

 MJである。

 二十数年前、スズナリで、初演したときも、MJだった。
 当時は、そんな呼び名は知らず、マイケルだったけど。

 ディズニーランドに、キャプテンEOという、飛び出す映像アトラクションが出来て、話題になっていた。

 聞けば、今はもう、EO はないんだってね。

 しかし
 さすがに、新羅生門 において、二十数年の時を経て、
まさか MJ を踊ることになるとは思わなかった。

 しかししかし
 今 MJ であることは 時代と寝ているのでは、と思われるぐらい、ジャストすぎるチョイスになっている。

 あくまでも言いたいのは、

 新羅生門 は 二十数年前から MJ だ。

 と言うことなのだが。

 しかしどうせ、オッサンが、無理に流行を追ってるように、思われたりするのであろうな。

 しゃくだけど

 にしても
 結論は MJ すげえ ということだな。

 二十数年を超越して ジャスト であり続けたキングだということだもんね。

 そんな
 新羅生門 劇場を使っての、贅沢な稽古させて貰ってます。

 今回は、かつて円形劇場でやったことも、復活させて
 前方、後方 の両囲い中央ステージ形式で やってます。

 オーでションで選んだ、若者キャストも、これが意外によくやってて。

 なんか、かつての善人会議観てるような錯覚を、起こします。
 赤星と大山コンビよりさらに遡り

 岡森、六角コンビの時代ね。

 しかし、あのころの善人会議より、ぜったい上手いな、今の若者たち。

 来週の土曜日から、京王線の 仙川 徒歩三分の せんがわ劇場です。

 ちなみに
 この劇場 安藤忠雄 建築です。

 ここに通ってて エンドウサダオ先生 のネタ思いつきました。


 
 


関連記事

この記事のハッシュタグに関連する記事が見つかりませんでした。

アーカイブ