貫通せよ!

 さまざまな用事をやっつけて、
 ドリル魂 一筋に生き始めた わしである。

 ここで失敗したら、今までの積み重ねがパアになる。

 各スタッフ、思いは同じで、
 今日はラッキィ池田、エリ夫妻、
 音楽監督・長谷川雅大氏も今日の通し稽古を見に来ていた。

 んで、
 皆さん、おっしゃったのが、原点に返れ!

 格段に上手くなったのである。
 特にCD作りと、真夏の汐留の日々が、素晴らしい稽古になり、メンバーを鍛え上げてくれた。

 で、余裕も出てきた。
 今までは、がむしゃらに、決まった通りをやるしか手がなかったのに……

 しかし、この余裕が曲者で、
 必ずしも、表現を輝かせる要素とはならんのだよね。

 別に手を抜くワケじゃない。
 なにより前回より、大きな声、大きな動きが出来るんだ。

 でも、余裕があるから、ちょっと自分アレンジが入る。
 ある時は、オーバーになったりもする。

 の結果、
 見えなくてもいいものまで、見えてきてしまう。

 今日は、
 長谷川氏のダメ出しが良かったナ。
 さすが名古屋芸術大学の先生である。

 名古屋の生徒さんたち、こんな先生に教えて頂けることを誇りに思って欲しい。
 特にミュージカルコースの人たちは、バスに乗って、この『ドリル魂』見学ツアーをやるべきである。

 んで、見た後に、先生の講義を聞けば、どんなものよりタメになる、と思う。

 バスの手配急げ!


 で、先生は、何て仰有ったのか。

 お前らが発散してる姿なんて、見たくないんだ。
 ロックはもっと、鬱々とした思いを、内部に貯め込んでいるものだ。
 それが思わず洩れだしてくるのだ。
 発散は客がするのだ。
 もっと真摯に歌詞とメロディーに向き合え。
 ロックを、歌を ナメんで欲しい。

 さすが、ロックギタリストと思わんか?
 名古屋芸術大学の生徒たち、自慢するがよい。

 扉座も決して、ナメちゃいないのである。
 むしろ、更に必死に取り組んでいる。
 でも、

 歌や踊りが、上達し、ちょっとでも出来なかったことが出来るようになってくると、嬉しくなって、
 ノリノリになってくるんだねえ。
 
 んで、確かに、何かアメリカンな感じになってきていた。
 ずーっとイベントで、道行く人にアッピールすることを続けて来たせいもあるだろう。
 へーイカもーん!レッツ、だあーんす!
 
 みたいな。

 しかし、
 ドリル魂 はロックなのだと、
 長谷川は言うのである。

 

 そこんとこ

 ヨロシク

 である。


 
  

 


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