アトム 特別版の終わりと

 福岡、まどかぴあ で、九州戯曲賞の選考会。
 京都から参加の審査員、松田正隆氏 の 味わいがますます深くなる。
 これだけでは何のことか、まったく分からないだろうが。

 審査会を見ていた人は、皆、納得のはず。
 人の戯曲の審査してて、発言もさることながら、考えている姿だけで、たくまずして可笑しい。
 名人の域である。

 鴻上尚史さんと、電話で劇作家協会・国際部の活動について話していて、ちょっと考え込みはじめ、そのまま十分以上の沈黙、長考に入ったという、故太田省吾先生や、
 いつも、真剣なのか冗談なのか、わからない別役実先生の、正しい後継となる人であろう。

 昨年から続きの、中島かずき氏とともに、さらに熱心な松田ウォッチャーとなった、私であった。

 遅くまで候補作の作者たちと、懇親会をやって、翌日、のぞみで 兵庫芸術劇場へ。

 アトムの神戸公演、3回目にやっと間に合う。
 仕込み時間が足りなくて、パニクッたらしいけど、3回目はほぼバッチリと。

 前日の稽古で久しぶりに見て、良いアンサンブルだなあと、改めて思ったが、
 本番も期待通りであった。
 何より、新宿文化センターのあのだだっ広い、大ホールより、凝縮度の高い演劇専用ホールで、しかも新しい小屋で

 この作品には、ぴったりで気持ちよかった。
 お客さんも、しかと見届けくれている感じで。

 このキャストでの上演は、今後予定はないけど、また出来たらいいなと、思った。

 その日は、打ち上げがあるということだったけど、
 諸事情で、泣く泣く、更にのぞみで、東に向かい、帰宅。
 
 気が付けば、梅雨明け、そして太陽。
 知らぬ間に夏になっていた。

 

 今年も 
 現代俳優のための、歌舞伎ワークショップ やります。
 ホントに、ここにしかない講座ですし、
 毎年確実に出来るというものでもないので、

 迷っている人は、ぜひ、今年の受講を。

 あと現代俳優と言っても、修行中の人や、その卵もオッケーです。
 学ぶ気持ちさえあれば。


 


 
   


関連記事

この記事のハッシュタグに関連する記事が見つかりませんでした。

アーカイブ