メガネの話

 帰宅してテレビを点けたら、六角が嵐の番組に出てた。
 そこでシモキタの行きつけを紹介している。
 みんな、リアルな行きつけ。友人関係である。
 いいなあ、気楽な仕事で。

 ま やってみれば、それなりに大変なんだろうが。

 ところでメガネである。

 今のメガネ、買ってどれほどになるのだろうか。五年ぐらいか。

 その、アーム部分というのか、耳に掛けるところの、左右バランスが妙なことになってきた。
 何かグニャと曲がっていて、掛けると、微妙にゆがんでいるのである。

 基本、乱視である。
 で、近くの活字を読む時と、食事の時は、外す。

 活字の時はともかく、メシの時外すのは、一般的ではないのかも。でも、なんか外さないと落ち着かない。
 
 外す時は、ポケットに入れたり、アタマに ど根性カエルのヒロシのサングラスのように、のせる。
 活字と食事の時は必ずだから、日に数回の営みである。

 で、アタマにのせた時など、アームのジョイントというか間接部分に、髪の毛が挟まって、時には絡まって、髪がごそっと抜けて、痛い思いなどもしている。

 そんな時、私のアタマも痛いけど、たぶんメガネにも、少なからぬダメージは加わっていると思う。
 結果、間接がぐらつき、アームがよじれる。

 そしたら、それを手でぐいと直す。

 今まで、そんなことを繰り返してきた。
 加えて、耳の後ろに当たる部分には、噛み後も多々ある。
 犬の仕業ではない。
 自分で噛んでしまうのだ。
   
 それやこれやで、かなりガタが来ている。

 そろそろ買い換えの時期なんだとも思われる。ただ、視界的には、問題はないので、どうしたものか動きかねている。

 大人になってから、掛け始めたので、メガネとの付き合い方がイマイチ分かっていないのである。
 
 かつて
 稽古のたびに、岡森にメガネを破壊されていた六角は、泣いたり、怒ったりしつつも、セロテープでたちこち補修したりして、同じのを掛け続けていた。
 
 それれが最近は、観るたびに、違うのをかけている。
 たぶん、たくさん持っているのであろう。
 こないだなんかサングラスまで掛けていた。

 松田優作に強く憧れていた頃、きばってサングラスを掛けてはみたものの、近視にスモークが重なって、前方がまったく見えなくなり、かなり危ない目に遭ってから、
 サングラスとはたぶん一生縁はないと思われた六角が

 度入りのグラサンを特注したらしい。

 そういえばメガネは顔の一部です。
 なんて歌もあった。

 そんな、ふとメガネが気になった、どうでもよい一日の終わり。


 


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