小池一夫さんとトーク
厚木公演を終えてきた。
初日は、終演後のそのまま舞台で、小池一夫先生とアフタートーク。実は今まで、ご挨拶程度しか面識がなく、初めてまともにお話しさせて頂く機会であった。
その前日に出た厚木のタウンニュースという小新聞で、この公演に絡んだ、先生のインタビューが載っていて
そこで記者が、何も知らずに取材に来たのか、とお叱りを受けたと書かれていた。
小池先生は、背はお高いし、全身から放つオーラは、スペシャルで、
正直、印象はめちゃくちゃ、怖い。
しかも初めて 首斬り朝 がどうなったか、ご覧なった後で、
もしその舞台がお気に召さなかったら、
横内、土壇場で、仕置きを受けることになるのではないかと、
周囲も心配するのだった。
トモは、座長になんかあったら、オレが行ってやっつけますからと、懐にドス隠したドスをチラ見せしていたが
小道具で、何をするんだ。
そして、終演後
先生はいたってニコニコと、ヨカッタよ、浄瑠璃がこんなに合うと思わなかったよ、と喜んで下さった。
これからずっとやり続けておくれ、なんて。
トークでもにこやかに穏やかに、楽しく客席を沸かせて下さっていた。
ああ、良かった、優しい方で。
でも実際
厚木の人たちも、この舞台を歓迎してくれていた。
暖かいのはいつもだけど、今回のはいつになく、シリアスで、重い物があるからな。
決して難解とは思わないけど、観客の想像力に委ねる部分も多く、
ちょっとアートだし。
それが、良い舞台だねというお言葉をたくさん貰い、
新宿に乗り込む、大きな勇気を得た。
あと、
思いの外、この日記を読んで下さっている方が多く
多くの方から、浄土 下さいと言われた。
では 浄土 です。と進呈したけど
浄土 を求め、浄土を お譲りする。
なんとありがたき、やりとりであることか。
三蔵法師の旅みたいだ。
知らぬ人が見たら、ちょっと不思議な光景であると思う。
ただお陰で、ご用意した分が、ほとんど厚木でなくなってしまいました。
新宿でも先着順となり、なくなり次第、終了となりますので、行き渡らなかったら、ごめんなさい。
ともあれ それやこれやで、新宿へ向かいます。
始まると、アッという間に終わります。
どうぞお見逃しなく。
あと
ヘソは、かなり治って参りました。
ただ疲れは増し、全身になんかポツポツとか出て
情けない限り。
40才は、親父の入り口ね。
