やってます
ラブ×3 14は好評のうちに終わり、14期は卒業式を残すのみとなった。
一方で リボンの騎士 の横浜での稽古が始まった。
なんか一気に慌ただしく、時間が足りない。予算も足りない。あれこれとアタマが痛い。
それでも動き出した船は止まらぬ。
もっとも希望はあって、それは若い出演者たちである。看板に偽りなく、裏取引なしの、オーディションで配役を決めた。
当初からの計画で扉座メンバーもなかに加わるが、メインどころは、初めて出会う新鋭たちだ。
それも十代の者たちが、大事な役を担うことになった。
これが
びっくりするほど優秀で、アレコレ大変な企画なのだけど、
大変の甲斐がありそうな予感に満ちて、それ故に、こちらも頑張れている。
桜木町の青少年センター という場所は
かつていろんな俳優、女優が育っていった場所でもある。
ここにいた熱心な職員の方が、私塾のようなものを開いていて、
県下の優秀な演劇部員たちを呼び集めて、指導していたりしたのである。
五大路子さんや、高瀬春菜さんが、その出身者だっという。そして確か連続して、朝のテレビ小説のヒロインになった。
県立の文化施設のやったこととして、あり得ぬ奇跡であろう。
そんな伝統のある場所なのだ。
いつか、この公演がそんなものとして語られたら、どんなにいいか。
でも
まんざらあり得ぬことでもないのでは、と、若き才能たちは思わせてくれている。
旧セゾン劇場での、イノッチの公演の時も、振り付けをしていたラッキィ池田氏が、
あの時以上に、たくさんの細かい振りを、エリ先生とともに創り出してくれている。
あの時も衣裳をやっていたドルドルドラニが、ここでも情熱をもって、参加していくれている。
つまり
本気である。
だから
いい加減にやりやがったら、許さんぞと、
低血圧を押し上げて、何年かぶりに、若者たちを怒鳴り飛ばす覚悟もして臨んでいる稽古だけど
今のとこ、沸点には至らず。
もっともまだ始まったばかりでね。
これで済むとは思えず
船はいよいよ、外海に進んでいく態である。
リボンの騎士
後の世の伝説かもしれないので、ぜひ見に来て下さい。