飯田橋事務所にて

 今日は昼から、飯田橋。
 事務所の人々と、デザイナー・吉野氏、劇作家兼ライター・上原氏などと、ひたすら打ち合わせ。

 何のためかと申すと、今年、劇団30周年を迎えるにあたって、
 なんか記念のモノこしらえないとねえ、という相談をするためである。

 ついこないだ、20周年の記念の本 とか作ったばっかの感覚なのだけど、
 あれから10年も経ってしまったのですねえ。

 何度も同じことを繰り返して話す、
 月日が、あっと言う間に過ぎてゆく。

 これらは歳をとった証拠となる現象でありますが

 上の段は、アタシ、そんなことはないと自分では信じておるのだが、
 下の段については、もうまったくその通りで、
 10年前のことが、つい最近のことのように思われてならぬのである。

 特に、この10年はアッと言う間だった。
 だから、更に何か、記念行事をというのが、まったくピンと来ないのである。

 こないだやったばっかじゃん、またやんなきゃイカンのかよ、て。

 あのねえ、こないだって、もう10年も経ってるんですよ。こないだ、10歳だった子が、今年は成人なんですよ。
 それをようくイメージして下さいよ。
 十歳の女の子と、二十歳の女の子、あなた同じような目で見てますか。
 
 それぐらい時が経ったということなのですよ。
 
 
 まったく仰せごもっともである。
 てか、自分で自分にそう言い聞かせたのだが。

 でもね

 ともかくやらなきゃ仕方ないんだからさ、という感じで、早めにやって、次の公演にあれこれ間に合わせようと、
 今日、集まって、話し合ってみると、それでエンジンが掛かり始めた。

 どうせなら、面白いことやろうぜと、気分が盛り上がってくるんだな。
 バカなもんだね、モノ作る人々の感覚は。
 

 とりあえずは、この10年を回顧することから始めた。
 それを、この先文章にまとめる係となった上原クンが、

 ひとしきり聞いていて、気付いてくれた傾向がある。
 年表見てると、すっごい大変な時期にやってるものが、劇団にとってその後の大きな財産になってますねえ、と。

 言われてみて、確かにそうであった。

 つまるところ、どんなに大変でもやっとけ、ということであろう。

 その原則に従って、またまたまた大変だけど、30周年の記念に残るアレコレを、やることになりそうである。

 詳細は後日。

 
 
 


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