お詫びのご挨拶

 いろんなことに取り紛れて、大事なことを申し上げるのをすっかり忘れていました。
 実は、今回から新宿公演のチケット料金を、少し上げさせて頂きました。

 決めたのは、去年のうちなので、今となってはかなりタイミングの悪いことになったなあと反省しています。
 ただ、同世代の劇団を見渡しても、紀伊國屋ホールでやってる公演としては、ずーっと低価格で頑張ってきたほうで、これでも決して高い方ではないはずですが。
 座員の歳も年々上がり、中堅座員の層がすでに三十を超えている今、各方面に無理も利かなくなり、
 三十周年というこの節目が頃合いかなと判断しました。
 震災はまったく想定外でしたが。 
 
 こんな時にさらにご負担をおかけすること、大変申し訳なく存じます。
 この上は、その分を補って余りある、良い芝居をお見せする所存ですので、何とぞ、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

 ただ厚木公演については、料金は据え置きに致しましたので、ご都合の付かれる方は、ぜひ、こちらをご利用下さい。
 また学生料金などは変わらず継続していきます。

 さて

 そんななか、テロリストが殺された。
 この情報過剰の時代に10年逃げ続けた。
 でもこの10年でずいぶん時代は変わったと思う。
 ビンラディンは、今やもう時代遅れ、になっていた、という評もあった。
 
 テロの被害者にとっては、傷は今も深く生々しく、時代遅れも何もないないはずだけど

 それでも
 なにか虚しい風が吹いている。
 あの狂騒はなんだったのか。
 これが歴史というものなのか。

 彼らの行いが、本当に何かを変えたのだろうか。
 たぶんもはや、テロという行為そのものが時代遅れなんだ。
 思想的な革命と同じぐらいに。

 じゃあ
 今あちこちで起きている革命は何が理由なんだ。

 思想じゃないよな。
 宗教が大きな要素のようにも見えるけど、本当にそうかな。

 つまるところ、やっぱり金だったりして。

 それもまた、更に虚しいが。

 


 
 

 
 
 


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