そして 音楽監督が

 音楽監督・尾崎亜美氏を迎えて、通し稽古を。
 まだ2週間以上あるけど、とりあえず通るようになっている。

 まだ時間はあるので、とりあえずの確認のようなものであるが

 それでも、亜美さんが来るとなると、ぐっと緊張感が増す。
 キャストはもちろん、ワタシもな。

 だって流れる曲、ぜーんぶ亜美さんの作品なんだからな。
 それをつないで話にしてるんだけど

 ところどころ、無茶な当て込みもあるし。
 本来の意味を曲げてるだろ、これはという場面も少々あるし。 

 もちろん台本は最初から渡ってるけど、

 さて、どう思われるのか。

 アタシの曲を、どーするつもりですかっ。

 いきなり叱られたらどうしよう。と劇作家も心配になる。
 俳優たちも、尾崎亜美の前で、尾崎亜美の曲を歌うというとてもシビレル体験となる。

 とまあ、不安満載でやった通し。

 その後、亜美さんのレッスンが始まった。
 ところどころ、コーラスや、歌い方に修正を入れていかれる。
 亜美さん自ら、がキーボードを弾いて、手本を見せてくれたりして。

 それは当然のこと、尾崎亜美の弾き語り状態となる。
 レッスンであることを忘れて、時折、聞き惚れる我ら。
 
 勉強のためとかいって、ボイスレコーダーを回している者もいるが、半ば記念録音になっていることは明かだ。

 なんと贅沢な稽古場であることか。
 亜美さんは、今回、本当に何から何までご自分で取り組まれている。
 一部作曲もして下さり、譜面も書いて下さり。

 名前ばかりの監督ではないのだ。
 そして、いろいろ課題を出された。
 高度なことだと思うけど、チャレンジしましょうとおっしゃって。

 この夏は、一週間で五歳ほど、老けていった気がするわ。

 ライブや番組収録と同時進行で、へろへろのご様子。

 でも、頑張るからね。今の音はまだ仮だから、もっとしっかりまとめてきます。

 そう言われて、帰られた。
 気が付けば、中味の感想はしかとお聞きし忘れた。というか、
 なんか距離を置いて、感想どうこうというよりも、
 監督として、この作品をどうするか、没頭しておられるようだった。
 
 まあ、こうして船が荒海の中を航海し始め、もはや引き返すことは出来ないところで
 今さら、馴れ合うような緩いこと言い合っても仕方ないしな。

 それぞれが無言のウチに、それぞれの仕事を粛々と進めるというのも、
 すっげーシビレルけど、良いものではある。

 ただ、通しの最中、
 ところどころで、みんな歌が上手いねえ、と呟いておられた。
 
 全員、扉座メンバーかと思われたようだ。意外にやるじゃない、って。
 
 上手いのは主に助っ人たちですからね。
 
 経歴見れば、驚くべき本物たちが、何げに集まっているんですから。

 扉座村が、頼んで集めた、用心棒のような侍たちです。

 その人たちが、村人と一心同体になって、この仕事に取り組んでいてくれるのです。


 ともあれ
 また一歩前進。

 三木眞一郎さんの、ガンちゃんインタビューが
 柳瀬兄弟編に続いて、Uチューブにアップされました。

 扉座HP からポチっと押して、見てみて下れ。

 そして今日から三日間は
 厚木通い
 台風は、みんなの力で押し曲げましたね。
 西日本の方々には申し訳ないけど

 よかった。


 
 
 
 
 
 
 


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