厚木舞台アカデミー と 逆ナン
昨日は、厚木。
舞台アカデミー公演 ドリームドリームドリーム の総ざらい。
舞台では、仕込みが始まった。
その要員に、オリビアを聴きながら に出ている、ガンちゃんや安達やゴリゴリが駆り出される。
彼らは、関係ないと言えば関係ないけど、アカデミーには田島以下、ジョー土井や、クッシーや吉田たちが張り付いているので
仲間を助けに行くのである。
いつもながら、扉座式 全員演劇である。
ところでこの全員なんたら。
先日、民主党代表候補になった、前原氏が多用していた。
ただし、全員野球という言葉で。
おかしいだろ。
野球ヤルんじゃないんだから。
この国家的な非常時に、民主党員総出で野球なんかやってどーすんだよ。
ちゃんと全員政治と言えば良いじゃないのさ。
そもそも今、野球はかつてと違い、オールマィティーでもないんだ。国民的にはサッカーの方が盛り上がる局面も多いんだし。
彼がイマイチ、ピンとこないのは、こういう杜撰なディテールにあるのではないかと思われる。
どじょう がどうこうも、どーかと思うがな。
あれは、どじょうに失礼だろう。そもそも どじょう が金魚に闇雲に憧れてる的な前提は、誰の情報なのよ。
六角精児 はそんなに 城田優やグンソクに憧れてないと思うよ。
ま、そんなことはいい。
アカデミーは、田島以下の頑張りで、かなり整ってきている。
最も目指したところは、子供たちが 大人にやらされてる、感じじゃなくて、自由に羽ばたいてるような舞台にするってことだったんだが
そのカタチが見えている。
最終稽古に来ていた、ラッキィさんも、語っていた。
そもそも一般的な、子供ミュージカルみたいなのは、嫌いなんだと。
なんか大人に縛られた感じの子供たちが、達者にいろいろやってるのはちーとも面白くないと。
でも、ここはそう言う感じがないから、良いと。
ま、そういう風に、なってる要因のひとつは、ラッキィさんのような 希代の天才が、全人格でぶつかって、本気で指導にあたってくれているからでもある。
子供たちには、天才の自由も吸い取るように、学ばせているのである。
これは誇れることだと思う。
その素晴らしさに、皆が気付いてくれるといいけど。
ところで 逆ナン。
また、錦糸町に通うバスの中で、おばあちゃんに逆ナンされた。
いつか、とっくりセーターを着ていたとき、
ワタシを ペ・ヨンジュン だと思いこんだ錯乱の老婆に、取り憑かれた話を書いたが
今回のおばあちゃんは、しゃんとした、ご婦人。
御歳は、八十五歳だと。
あちこち空きがあるのに、なぜか最後列にいた私の横にわざわざ、座ると、突然、ワタシは八十五歳で、ひとりでこうしてバスにも乗れます、と語りかけてきた。
そして、
すみません、
あなた女の子みたいで、ステキだから、話しかけちゃいましたと。微笑んだ。
なんかドキドキした。
しかし改めて思えば
これもまた、錯乱した老婆だったのだろーな。
上品で穏やかな 錯乱ですな。
しかし
女の子みたいなのは、髪の毛だけだと思われ、しかもワシは間もなく、五十歳になるオッサンである。
おばあちゃんに、舘形比呂一を見せてあげたいと思った。
本当にステキっていうのはこういうのを言うのですよ。
もっとも、彼は
26歳だけどな。
今日は音楽監督・尾崎亜美氏が稽古場に来る予定。
我々も厚木の子供たちのように、しかと先生に成果をお見せしたい。
