お休みの格闘

 昨日は青山円形劇場へ。
 経済とH の公演を見に。

 有馬が出ている。
 元研の石川とか、グリングにいる、萩原利映とか。

 扉座関係や、花組関係とか大勢出演。

 ちょっと人数出過ぎだろ、てぐらい。
 
 そんな中、ひときわ異彩を放っていたのが、経済とH 総裁の 俳優・佐藤治彦さん。
 普通だけど、ちょっと可笑しい人たちが、日常の中のさざ波を漂ってる、みたいな話なんだけど、

 ハルさんだけは、かなり可笑しく存在してた。
 何だ、コレ!
 と人目を引いて。

 いっそ、この変な人中心で、一本まとまった話がみたいと、正直思ったぐらい。(これはこの作品に対する感想でもあるな。スーラの点描画見てるような遠景チックにぼやけた人物たちの面白さは分かるけど、たとえば有馬の一家でも、山口良一さんの一家でも、引っ越しやチームでも良い。どっかのドラマの近景をみつめたいと、思ったナ。これは好みの問題で、そんな当たり前のものを求める、わしはもはや時代遅れなのかもだけど……)

 そして、そんな変なハルさんも普通っぽい人たちに混じってるからこそ、余計趣深いのかもしれぬが。

 当日配りのシートに、
 
 ハルさんは、私に誘われて演劇界に踏み込んだ、
 と書いてあるが、この公演を見ていると、
 たまたま、その時期にちょっと縁があっただけで、
 彼は元々、こうなる運命だったのだ、と思う。

 こんなに立派な公演をプロデュースして、こんな怪演をしてみせて。
 わしなんかより、よっぽど、この世界に浸かってる気配が漂っているに違いないぞ。

 ハルさんは、ミクシィなんかで、客が少ない、空席がある!と悲鳴を上げているけど、
 そんなこと関係なく、自信を持ってやれば良いのです。

 分かる人には分かって貰える。
 その時は必ずやってくる、と。

 彼は著名なエコノミストにして、ジャーナリストだったりするんだけど、
 経済の専門家を以てシテも、不経済に終わる演劇。

 にすっかりハマってる姿が、いっそ潔いんじゃないかね。

 その裏側には、経済学なんかで、演劇が読み解かれて欲しくない、というわしの願いもあるんだけどな、たぶん。

 こんな言い方、申し訳ないけど、
 面白いはずの芝居やってるのに、
 お客さん、来てくんねーよ、って。

 そのバタバタの境地を深く味わったところから、この業界の醍醐味が始まる、ってところもあんだぜ。

 これで君も、わしやマキノの仲間さ。


 ところで、そのマキノ氏も、参加してくれる
 ラブ×3 大人編 であるが。

 ついに、作家メンバーが確定した。

 もう発表してもいいんだけど、わしがするより、やがて制作部がやるだろう。
 
 にしても、わくぞこんなメンバーが、と我ながら、びっくりするような人たちが揃った。

 なんか新時代の到来の予感がしている。



 あと、格闘の意味であるが……

 数日前にとある人から送信されたメールが、とてつもなく、しかも意味不明にビッグサイズで、
 わしのメール受信箱に入りきらず、

 その上、その後のメールを堰き止めてしまった。

 メカに弱い私は、すぐに降参して、契約してる会社のサポートを仰いだのだが、

 そこであちこちタライ回しされて……
 その合間に、こちらはこちらで、パスワードとか探し回らされて……

 結局、半日かがりの仕事になった。


 いっそ、メールがダメになりました。
 以上、終わりにしよーかと思ったけど、

 それはそれで、またあちこち困ったことになるだろーし。

 ホント、便利だけど気が休まりませんなあ、この時代……
 電話が家に一台しかない時代なんて、

 つい最近のことだったのにねえ。
 ファックスだって、ないのが当たり前だったのにねえ……

 



 
 
 
 


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