13日の金曜日
年に何回かはある、13日の金曜日。
以前もご報告したように、私は某朝番組でやってる、誕生日占い で。
たまーに観てると、ほぼ10割の確率で
ちょーがっかりす と出るんだけど、その日はほぼ10割の確率で、
そんなに、がっかりではない日になるという、運勢を持っています。
で、今までほぼ10割の確率で
13日の金曜日 は良いことと悪いことが1個ずつ起きるのですが
さて今回は……興味は尽きません。
私の日記を読んで、ムーニィが、訳文を再信してくれました。以下全文です。
カムサハムニダ、ムーグァンシィ。
> <韓国演劇界に吹く日流…二人の実力派劇作家の訪韓>
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> 横内謙介 劇団扉座主宰「東西洋のおとぎ話の再発見、話の力を信じていく」
> 平田おりざ 劇団青年団主宰「するどいレアリズムで日本人の本音を引き出す」
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> 韓国演劇界に日本演劇の風が静かに吹いている。
> 主に翻訳劇として紹介されているこれら作品の劇作家には、
> いくつかの共通点がある。
> 1961,2年に生まれ、自分の劇団を擁し、劇作と演出を兼ねているということだ。
>
> 「笑いの大学」や「君といっしょなら」で国内でも興行の嵐を巻き起こしている三谷幸喜、
> 大学路で去年に引き続き今年も公演中の演劇「ハカナ」の横内謙介
> (日本劇作家協会副会長)は61年生まれである。
> 「東京ノート」や「 カガクするココロ」の連作で有名な平田オリザと、
> 「屋根裏」、「ブラインドタッチ」の坂手洋二(日本劇作家会長)は62年生まれである。
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> 劇団扉座主宰横内謙介(左)
> 劇団青年団主宰平田オリザ
>
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> この中で、平田オリザ劇団青年団主宰と、横内謙介劇団扉座主宰が最近韓国を訪れた。
> 平田主宰はヨンジ洞のドゥサンアートセンターで公演中の、本人原作の翻訳劇
> 「眠れない夜はない」を観劇する一方、来年1月12日〜15日、同劇場で公演する
> 青年団の来韓公演の「革命日記」を準備するためにソウルを訪れた。
>
> 横内主宰は、ソウル大学路のヨリン劇場で、二ヶ月目公演中の本人原作の演劇
> 「ハカナ」の応援で訪れた。
>
> 東亜日報をそれぞれ訪ねてくれた二人との個別インタビュを経て、
> 二人が同年代の友達で、また韓国と特別な縁を持っていることをわかった。
>
> 平田主宰は、1984、85年韓国で交換学生として留学していた韓国通である。
> 彼の「ソウル市民」五部作は、1909〜1939年植民地の朝鮮で暮らしていた
> 日本人の生き様を10年単位で語った作品である。
>
> 横内主宰は、15歳の時、在日作家のつかこうへいの芝居を観て、演劇の道を選んだ。
> 横内主宰は、「私たちの世代の演劇人のほとんどがつか先生の弟子といっても
> 過言ではないのに、いざ母国である韓国ではその名前があまり知られていないようで
> 不思議だった」と言っている。
> 中年の年にも純真さを保った童顔であることも似ている。
>
> しかし、二人の演劇スタイルはまるで違う。
> 平田主宰の芝居は、現実の15分を、舞台でも15分として語るほどレアルさに富む。
>
> 「静かな演劇」と通称される彼の演劇スタイルは、特定の空間で一定の時間の間
> 繰り広げられる日常を採集し、劇化することで、その裏面にかくされている日本人の
> 本音をするどく掘り出す。西洋から導入した近代減劇を、日本人特有の身体や語り方に
> あわせるという問題意識が自分の劇作の目標です。それを通じて人間が初心を失い
> 崩れていく姿を見せたいのです。」
>
> 日本最大の劇団である青年団の新作「革命日記」は、オーム真理教事件をモチーフにして、
> 市民団体に偽装し空港爆破テロを試みる人物たちが、組織内部の葛藤により
> 瓦解していく姿を描いたブラックコメディである。
>
> 「21世紀に革命をもって何か新しいことを成し遂げようとすること自体が
> 非現実的だと思います。ただテロリストや新興宗教の信者は、人間としてはもっと
> 純粋さを持っているともいえます。
> 問題はその純粋さが自らの矛盾により崩れていくことでしょう。」
>
> 平田主宰とちがい、横内主宰の演劇は、現実では15年間のことを
> 舞台では15分で解き話すやり方をしている。東西洋のおとぎ話を再構成し、
> 神話的に接近していく。
> 彼に岸田戯曲賞を持たせた「愚者には見えないラマンチャの王様」は、
> 童話の裸の王様とドンキホーテのテーマを借用した。「ハカナ」は、鬼とのばくちに勝って
> 得た美女が、実は死体を縫い合わせた化け物だったという、日本の昔話に、
> フランケンシュタイン、人魚の姫、ファウストなどの西洋の話を組み合わせ作り出した
> 作品である。
>
> 日本最高の歌舞伎俳優であり演出家の市川猿之助といっしょに作った
> スーパー歌舞伎の「新三国志」3部作は、三国志の主人公の劉備が女だという
> 挑発的な設定で人気を得て、6年間ロングランしている。
>
> 「私は話の力を信じています。我々に伝承された神話や伝説に隠されている
> 知恵や通察を、この時代に改めて引き出すことで、現代人が失いつつある
> 美意識を取り戻したいと思います。」
>
> なお横内主宰は、「来年つか先生の三周忌を迎え、先生の作品の中で
> 唯一芝居化していない忠臣蔵を風刺した小説を舞台に上げようと思っている」といい、
> この作品が韓国にもまた紹介され、先生の作品世界がより伝わることを
> 願っていると言った。
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> 文:クォン・ジェヒョウン 記者 confetti@donga.com
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> 写真:ヤン・フェソン 記者 yohan@donga.com
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