ミキシンの冷蔵庫
実は『オリビアを聴きながら』を再演するプランが進んでいます。
詳細はまた、後日ご報告しますが。
お陰さまで、あの作品、各方面に愛されております。
で昨日は、ラブ×3 の稽古場に、その三木クンが差し入れを持って激励に来てくれました。
その差し入れがコチラ、
と写真でお見せできないのが実に残念です。
冷蔵庫です。
ハイ、冷蔵庫。
要冷蔵のお品、ではなく、それを実現させる装置ね。
オリビアは昨年の熱い夏の時期、暑い暑い扉座稽古場で主に稽古しておったわけだが、その時、扉座稽古場にある冷蔵庫があまりにチープで、みんな分の飲み物が入りきらないみたいな状況に、
座友・三木眞一郎は心を痛めたのである。
で、三十周年のお祝いに、
と冷蔵庫をくれた。
かつてラッキィ池田氏より寄贈された、扉座稽古場鏡と同じく、扉座の劇団宝となることであろうよ。
ありがとうね。
『寄贈・三木眞一郎』と、学校の備品にあるみたく、貼り付けて、大切に使わせて頂きます。
まあ、かなりの割合、オッサンたちのビールが冷えることになるのではないかと推察するが
それもミキシンには、望むところやもしれぬ。
で
昨夜、公演会場、すみだパークスタジオ『マルソウ』 に入って、いよいよ臨戦モードになってきた ラブ×3 の担当作品の稽古の後、近くの行きつけで、三木クンや扉座タップの先生もしている、柳瀬亮らと、ダラダラと飲み食いしたのだった。
それにしても
突然、稽古場にミキシンが現れて、研究生たちが、途端にガチガチになったのは、可笑しかった。
研究生には、声優養成所出身という者も多く、彼らにしてみたら、
神降臨 という如き、事態らしく。
緊張のボルテージが、途端にあがるのが、手に取るように見てとれた。
指導しているワシを通り越して、その後ろに座って稽古を見てる、ミキシンに意識が集中している、感じ。
まあ、降臨だから仕方ないけど。
ラブ×3 は、先輩たちの献身的なスタッフワークの支えで、着実に進行している。
例によって
研究生たちは、疲れ切り、げっそりとして、でも気だけは昂ぶり、目ン玉だけギラギラしている。
今年も通過儀礼の時がやって来る。
これを経て、みな、別の者に生まれ変わる。
そして
我々の部族の仲間として、認められるようになる。
祝杯の時は近い。
キミシンの冷蔵庫で ビールを冷やし始めろ。