錦糸町までの道のり
すみだパークスタジオ はJR・地下鉄半蔵門線・錦糸町駅と、都営地下鉄・本所吾妻橋から徒歩圏である。スカイツリーからも六百メートル。
ツリーがもし倒れたら、てっぺんが、スタジオに当たる。
最初に我々がここに稽古場を構えたのがもう15年前。
ジュリーのミュージカル『ザ近松』の脚本を書いた時、松竹芸能の方に、鈴木興産の社長さんを紹介され、
倉庫のスタジオ化に対して、意見交換させて頂いた。
それがご縁。
当時、駅の南側は、エスニックバーと場外馬券場で、いかにも錦糸町という怪しき活気溢れ、
すみだパークのある、北側は、町工場が建ち並ぶ、殺風景な町並みだった。
駅前は、金網で仕切られた、駐輪場だったのではないか。
それが、そごうデパート(今は別のショップビル)が出来たり、トリフォニーホールが出来たりして、みるみる変わっていった。
我々が駅から、スタジオまで歩く、12、3分の道の間にも(それぐらいかかります、とりあえずツリーの方向へ歩き出しす感じ)
いろんなお店とか、出来て、どの店にも、スタジオに通う有名芸能人の色紙などが、飾られている。
駅前の居酒屋なんか、どうかすると、トリフォニーのクラシック関係者と、スタジオに通う演劇関係者で、満杯なんてこともあるぐらいである。
やけに声の良い、声楽家たちが、酔っぱらってエロ話なんかしてたりもして。趣き深い。
なにげに、芸能文化の町になっているのである。
しかもどの店も安い。
最近我々が多用する、中華料理屋は、ビールとセットにすると、なぜか元値より、安くなると言う、
意味の分からないサービスとかやっている。
他のメンバーのブログなどでも、よく紹介されているが。
ビールセット、五百何十円みたいな制度(もっと安いと思う。値段はご自分で確かめて下され)があって、料理逸品とビールが一律でせっとされている。
料理は選べる。
たとえば麻婆豆腐が単品4百円だとすると、それにビールをつけて、五百何十円というお得感だ。
で、問題は、そもそも一皿六百円という、肉のかたまり、みたいな料理一品も、ビールを付けてセットにしたら
なぜか、五百何十円 になるのである。
値崩れの上に、ビール追加である。
なんでそうなるのかは謎、でもその制度が始まって、かなり経つから、店側も特にうっかりしているワケでもなく、
それでいいのだ、と思っている気配。
当然、我々は足繁く通うことになり、馴染み以上のことになっていて、
今や、お店のウェイトレスのお姉さんと、座席確保委員の松本亮は、一部で婚約したと噂になっている。
店の名は『安安』安い×2だよ。
そしてそんなジモティのみ知る、隠れ家に限らず、韓国料理、タイ料理など、ここならではの名店は数知れぬ。
それら、見所満載の、錦糸町である。
扉座ユーチューブCM製作所で、道案内しなきゃイカンですな。
とりあえず、急ぎ、撮影します。
お待ち下され。