本家の人
端敵☆天下茶屋 は歌舞伎の舞台が元ネタである。
敬愛する おもだか家・猿之助 の家の芸。
もっとも今、製作中の扉座版は、それとはずいぶん違うストーリー、設定になっているんだけど、
そもそも時代劇じゃなくなってるし
それでも
ところどころ、本歌取りというか、パロディというか、歌舞伎版の痕跡は残してある。
本家を知らなくても、ゼンゼン問題ないけど、知ってたら、それなりに面白さも増すと思う。
そんな芝居の通しに
本家の、市川笑也さんが遊びに来てくれた。
人情噺第1弾『神崎与五郎東下り』に出て下さった、歌舞伎俳優。先日、松山の坊ちゃん劇場『幕末ガール』も見にいってくれた。
その模様は、ガン平ブログ にも紹介されてる。
で、ところどころ、貴重なアドバイスを頂いたのだった。
ちょっとした身のこなしとか、所作なんだが
教わるたびに、歌舞伎のスゴサを思い知る。
すべてにおいて、基本形があり、それが洗練されて技術化されている。
で、ちょこっと教えて貰うだけで、かなり雰囲気が変わる。
ご縁に甘えて、贅沢させて頂いてます。
ところで通し。
ちょっと長いのが、微妙ながら、楽しく観られました。
これじゃまるで、他人事だね。
しかし、なんちゅーか、ぐわーーーっと書いて、どどーっと演出してここまで来たので、
まだちょっと私が冷静になりきれてない気がする。
んで、悪いけど、今日もう一回見せてと。
今日はダメなとこ、しっかり探すようにかるから。
と相成った。
ま、それぐらい仕上がりつつあるということである。
人気劇団ハイリンドの多根さんという役者さんが、世田谷FMの番組でインタビューしに来てくれた。
10年前・新宿サンモールで『ホテルカリフォルニアー厚木高校物語ー』を観て、役者になろうと思ったんだって。
最近、そういうことがままある。
昔、観ました、みたいな。
さういえば、昨日厚木市文化会館の新スタッフが、稽古場を見学しに来てくれたんだけど
その26歳の剣持クンは、オレと岡森の高校時代の同級生のご子息なんだって。
息子だよ。どうする。
オレら、すっげーベテランなんじゃん。
と思い知らずにいられぬのだった。
まだ駆け出しの気分でいて、発声練習の仕方ってどうすればいいんだろ、とか言ってるのに。