確率は収束する
先生は今、遊んでる暇がありませんよ。
だから、DXなんか、触ってもいないはずなのです。
ただね、そういう時は、とってもイライラしてますよ。
DXぐらい触らなきゃ、やってらんない時だって有るんです。
で
敢えていつとはいいません。これ言うと、アリバイが壊れてしまうのでね。
が、とにかく、ええもう知らん、やってやるんじゃ、という気分になって、やりましたよ。
連戦連敗以来のことですよ。
で
テキトーに空いてたイスに座って千円をサンドにぶっ込んで、さて、と打ち出したら
いきなり、なんてことのないリーチから、停止。再始動で、当たりですよ。
3回転目ぐらいですよ。
あれだけ回しても、ウンともスンとも言わなかったDXが
あっさりですよ。
右隣のオバサンが、グエ、チキショーってはっきり言いましたよ。
右隣でした。
ただしアンコウです。
そう、通称クソ絵柄です。
それがあっさり終わって、オマケの百回転になったわけです。
当然、全部飲まれることを覚悟しました。
なるほど今日はこういうパターンかって。
一瞬悦ばせておいてから、突き落として、より深いダメージを与えようという……
負け癖というのは恐ろしいものです。
3回転で当たるという超幸運を掴みながら、すぐにそれを失うことを考えているのです。
人生でもこういうことありますよね。
闘う前から、負けること考えている。
猪木さんに、叩かれなきゃ、目が覚めないんだ。
闘う前から負けること考えるヤツがあるか、バカヤロー。
話変わりますが、六角精児ライブが先日あって、そこで
『二番底の唄』がマジに歌われていたそうです。
あいつ、とうとう唄になんかしやがったんですね。
こんな不気味な言葉を。
先生は冗談で言ったつもりだったのに、
まさか本当にそんな唄まで作ってたとは。
調子こくのもたいがいにしろと、リアル二番底組は怒るべきですね。
ともあれ、二番底にいると確信している者は、もう上なんか見えないんです。
ただただ己の不運に怯えるんですよ。
どーせ、どーせ、オレなんかって。
ところが
今日のテーマです。
確率というのは、収束するのですよ。皆さん。
そうです、
百回転が終わろうかという頃に、
クジラッキィの出現ですよ。逆転の当たりだ。
クジラッキィの唄が流れ出したのです。
ついてない時は、僕の名前呼んでよ。
南氷洋から、駆けつけるから
クジラッキィ、つまり、どでかいラッキィ。
そんな唄です。
先生、一緒に歌ったので、少し覚えました。
くじらのような大きなラッキィで、クジラッキィです。
そしてその後も、当たりが続く続く。
何度か、クソ絵柄も出るけど、ギリギリのところで逆転します。
クジラッキィも、何度も出てきます。
十数箱積みましたよ。
その間、左隣も、ずーーーーーーっとはずれです。
鉄板みたいな魚群が出ても、ポロッと外れ。
最初に毒づいた右隣のオバサンは、あーあ、あーあ。と言い続けてました。
もちろん、カスリも致しません。
いつもなら、そんな時、優しい先生の心はちょっと痛むのですがね。
この時は違いました。
それぐらいでクダクダ言ってんじゃねーよ。
この世にゃ、二番底もあるからねえ、覚悟した方がいいぜ。
と六角のようなダークな気分で、ささやいてました。
だって、こっちはホントに、地獄見てきたんですから。
お手軽に羨まれても、困るんだ。
あんたにも、地獄は見て貰うよ。
それはついに
長らく私のカラダからズレだしていた幸運が、私のセンターに戻ったひとときでした。
先生、本当に泣きました。
7連して、マリンちゃんというお姉さんたちが、新しい水着で新曲を歌い出したところで
本当に、涙が出てきたんです。
パチンコっていいなあ、人生も捨てたもんじゃないなあ と、心の底から思いましたよ。
考えたら先生は、大負けの時も泣いてましたね。
負けて泣いて、勝って泣いて。
パチンコ屋は、感動大陸だ。
確率は収束するという、大事な言葉が、この世界にはあります。
この世の偶然には、偏りが生ずるので、そこでギャンブルというものが成立するわけです。
400回回したら一回当たる仕掛けなのに、二千回回してもダメなこともあれば。
1回でいきなり当たることもあるわけです。
さっき1回で当たった台は、しばらく当たらないと考えたくなるのが人情です。
でも、また続けて1回で当たったりする。
まさにスーパークジラッキィだよ。
かと思えば、500回回してやっと当たった台が、次にあたるのが千回目なんてことも、平然と起きるわけです。
こういう時に、人は台を思い切りどつくんです。
どーせどーせオレなんかと、何度も何度も繰り返すんです。
ただし
この回転を無限に近く回し続けたら
確率は理論の数字にどんどん近づいていくと言われています。
だから、理屈としては
いつかは必ず当たるんです。
そして先生にもそのいつかが来たわけです。
たぶん、こっから当分、底上げです。
もう先生の左隣に立ってもダメだぞ。
いいかい、今、ツライ思いをしているみんな、覚えておいてくれ。
確率は収束するよ。
だから、回せ。無限に。
注)おうちのかたに
無限に回せば、という条件にくれぐれもお気を付け下さい。無限に回すには、無限の資金が必要なことを、お子様たちに上手に教えてあげて下さい。