アトムが飛んだ

 すっげー疲れてるはずなのに、早朝に目が覚めた。
 数日、ずっと興奮し続けてる。
 大丈夫か、オレ。 
 昨日は新宿。

 3年間、392回上演。のべ22万人が観てくれたそうな。


 わらび座 ミュージカル アトム。

 いよいよ今度の日曜日でラストステージです。

 昨日はそのファイナルシリーズの、初日でした。

 ここ数日、あちこちの客席の暗闇の中で泣いてます。
 しかも自分の仕事で。

 でも、これも、観てるうちに、いろんな思いがあいまって、じわりと涙が溢れます。
 3年という月日は、アッと言う間だったけど、たくさんの出来事があって。

 出会った人とか、別れていった人のこととか。

 ま、作品の内容と関係ないところで、泣いてるのも半分だけど。
 でも、周りにいたスタッフたちが、みな、終演後客席の片隅に自然に集まり、

 これは良い作品になったねえ、と。

 しみじみ握手し合いながら。

 惜しまれて終わることの幸せよ。

 その後は、ファイナル・アトム良知真次 オススメの歌舞伎町の、韓国店で、有志の宴会。
 甲斐正人、深沢桂子の、両音楽監督も揃って。

 甲斐先生は、次のわらび座の新作 ブッダ 
 深沢先生は、私と一緒の、松山の げんない

 それぞれ進行中。
 役者たちも、これが終わると、またそれぞれの現場に散る。
 でもひとたび忘れて、互いを慰労しあう。
 これまた特別な良い夜であった。
 
 にしても、
 新宿文化センターから、歌舞伎町。
 行きは大勢でワアワア移動したから、良かったけど

 宴会終わりで、電車の時間に追われ、人々がドーッと帰ったあと。
 センターの近くに宿をとってるという、わらび座のヒロイン、碓井涼子を送りがてら、明治通りまで出る道のりが

 ラブホテル通りのど真ん中。

 しかも二人きりですよ。
 私が草食系ソフトゲイじゃなかったら、どうなってたと思うんだ。
 
 たまたま誰か写真でも撮ってくれたら、ちょっとした話題にもなったろうに。
 しかしなんてナイスな位置取りなんだ、新宿文化センター。
 ぜひ、意中の誰かを誘っての『アトム』ご観劇をオススメします。
 終演後、ちょっと韓国料理食べに行こうとか誘ってね。
 
 あの地帯に迷い込むが良い。
 
 今日は、錦糸町に。
 ふつかぶりに『つか版忠臣蔵』に戻る。

 お陰さまで盛況で、平日も前売りチケットが残り少なくなって参りました。

 あと十日を残して、前売り完売なんて、三十年の歴史でも初めてかもよ。

 また泣こうか。
 
 
 
 
 
 
 


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