鳴りやまなかった ですよと
昨日は、劇場に行かなかったというか、行けなかった。
どう考えても時間が足りない。何かを、手から放さなければ、もう何も握れない状態。
で
もうそろそろ立ち上げから二ヶ月だから、劇団員に任せて、次の課題たちに取り組まにゃならん。
昼にも夜にも、たくさん友人たちもいて、会うことを楽しみにしていたんだが。
その中でも、ほんとにお久しぶりの 広井王子さんは、わざわざアタシが打ち合わせしてた銀座まで、紀伊國屋で
アトムへの伝言 を見た後に、やってきてくれて
ご飯食べさせてくれた。
ちなみに銀座の打ち合わせは
新水滸伝 8月に大阪・新歌舞伎座でこれもまた2年ぶりの3演目となる
市川猿翁四十八撰 のひとつというヤツ。
広井さんと行動をともにした、衣裳部ドルドルドラニ 大屋・キシク姉妹が、
今日は拍手が止まらなくて、役者たちがマジに、着替え途中で楽屋から戻って出てきたんだよ。
客電付いても、お客さん、誰も立たなくてさあ
と教えてくれた。
ほら、オレがいないとこでそんな、楽しげなことが起きる。こっちは青息吐息で、まったく違うこと、アレコレ格闘している時に
イヤだねイヤだね、貧乏暇なし。
公演ぐらい、のんびりしみじみ 噛みしめて過ごしたいね。
しかし、そんなワシよりずっと最前線で、断崖絶壁を疾走する広井氏と久しぶりに話して
こんなんで、ブツブツ言ってたらアカンなあと、思った。
広井さんはワシの百倍マルチに、全方位で闘ってる。
なによりも
不在の劇場から良い知らせが、届くなんて、最高に幸せなことだしな。
そんで今、頑張ることで、未来にまた、そういうことが起きるかもしれないんだからな。
確か、アトムを書いてる時も、別の演し物と同時進行で、青息吐息だったと思う。
旨い酒には、長くて地味な仕込みがある……
遅くなったお食事の時
大屋キシク姉妹が、今夜ののぐっちゃん、カッパよりずっと先に爆発してたよ。
とチクってくれる。
座薬の話だった?
ううん
じゃ性病?
うん
……
ちゃんと側にいて、見張ってないと、こういう暴走も起きるが……
よほどエナジーが溜まってたんだな。
深い闇だぜ、野口のハート。
長すぎだよと、注意したのに、まったく短くなってない様子。
しかし、それらも含めて、鳴りやまぬ拍手だったんだろうから、良しとするしかないのだが
これが新宿公演である。
あと3回、まだ見てない方、駆け込んで下さい。
何度も言うけど、いつかいつかと言ってるうちに、時は過ぎ、その花もやがて消えてゆくのです。
追伸
土曜夜公演後の、山中崇史プレゼンツ ラクイブナイト は
『クイズ、劇団員が怒った』だって。
土曜日夜の公演をご覧になった方は無料で参加できます。まだ残席有ると思うので急いで、予約して下れ。
