いろんな巡り合わせ

 昨日は、つかこうへいさんのお誕生日だったのだそうな。
 66回目。
 劇場に行ったら、武田義晴さんが教えてくれた。

 そんな日に、紀伊國屋ホールで、我らは『つか版忠臣蔵』をやっていた。
 ハッピーバースデー歌うのも何だから、ただ一所懸命、上演させていただいた。
 
 紀伊國屋ホールも50周年の年なのだそうな。
 劇場入り口のギャラリーで、回顧展をやっている。

 そこにつかこうへい事務所『熱海殺人事件』のポスターもある。
 一週間の公演。代金は7百円!
 
 規模は、今のうちの公演とそんなに変わらない。
 でも、それが演劇史の伝説となったのだ。

 夢の遊民社の初紀伊國屋ホール公演のポスターもあって
 こちらも5回ぐらいの公演。
 うちも87年の初進出は5回だった。

 芝居というものが、いかに狭くしかし、深く世の中に食い込むものか、
 それらの事実が語っている。
 だってテレビの規模とは比べようもない小さなものだ。

 でもそれらの舞台が、社会に与えた影響は、ヒットした連ドラとそんなに変わらないはず。その連ドラにさえ、影響している。
 劇場の入り口のすぐ横です。いらしたついでに、ちょっと立ち寄ってみて下さい。

 今はただ、なんだか古くさい小屋だけど。
 この劇場がなぜ聖地と呼ばれているのか、若い人にもちょっと分かって頂けるはず。

 紀伊国屋文左衛門ではなく、田辺茂一って人が偉かった。

 ほんとに珍しいことなので我々浮かれて
 チケットないない、触れ回っていますが
 前売りは終わったけど、当日券のご用意はあります。
 毎日、一定のキャンセルも出ています。

 昨日まで私と秘書・渡辺まりが座っていた座席も、そろそろお客様に開放してもよい時期です。そしたらまた座席は出来るし。

 私は、往年のつかさんのように、サイドのフロント辺りから覗けばよい。

 とにかく劇団にご連絡を。


 


 
  


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