春の足音

 夜道が楽になってきました。
 季節が変わるほど、更新も滞りました。
 でも活動はしてて……

 今、明治座で4月にやる公演の稽古に通っています。
 HKT48 というアイドルグループを中心にした、指原莉乃さんの初座長公演です。
 
 こういう演し物の性質上、うかつに内容などは漏らせないので、ごくごく簡単なご報告だけ。

 昨春の『幻冬舎プレゼンツ・つか版忠臣蔵』を、見城さんのご紹介で観に来て下さった秋元康さんが、とても面白がって下さり、
 今回のお仕事を頂きました。

 秋元さんとちゃんとお話しするのは、はじめてでしたが、若い頃、小劇場をたくさん観てらして、出来れば自分でもやってみたかった、ということを伺いました。
 実際に、青春時代、観ていた舞台がほとんど重なり合っていて
 私としては、思わぬ所に、演劇の味方をみつけて、大変嬉しくなりました。

 もっとも、ほぼ初舞台というHKT48メンバーを中心に、明治座という小屋に乗り込む公演なので、小劇場スタイルや、つかスタイルは、将来の楽しみにとっておくとして、今回は

 第一部、時代劇的なお芝居
 第二部、歌謡ショウ

 という、いかにも明治座らしい、フォーマットで行くことになりました。
 ただし
 ありきたりなことをするつもりはなく、というか、現実的に私、そういう商業演劇を作った経験もないので、
 秋元さんと同じ時代を、小劇場の演劇人として生きてきた者として、少しでも斬新に、面白いことを追求して、置きに行かずに、振り切って。

 昭和的な明治座スタイルのカタチを借りつつ、その実は思いっきり傾いた、新時代のエンターテイメントを創り上げるつもりです。第二部も、HKT48スタッフの大きな協力の下、全体の演出は私がやって、明治座の大舞台でしか見られないモノにします。

 扉座にも出てくれた酒井敏也さん、今や私の外部作品でレギュラーとなった、高木稟さん、そして岡森諦、犬飼淳治、岩本達郎、藤田直美が扉座から参加します。

 打ち合わせ段階で、この場合、イケメンとかはいらないね、という関係者各方面合意の元、厳選して選抜された実力派の出演者たちであります。

 HKT48の参加メンバーたち、想像を絶する超多忙なスケジュールを縫っての稽古ですが、
 さすがに時代の先頭を疾走するスターたちのポテンシャルは、素晴らしく、ここまでの稽古の手応えは充分で、
 約束通り、世間をアッと言わせることが出来そうです。

 今そんなことをやってます。

   
 そしてそして扉座研究所第19期生。
 まだ少し定員に空きがあり、募集を続けています。
 新稽古場も完成し、新たなスタートを切る扉座です。

 迷っている人は、事務所まで急ぎ連絡を!
 まだ間に合うぜ!


 
  
 
 
  
  


















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