明治座もはじまります
明日は、お昼から、『お伽の棺』の稽古をして、夜は明治座『HAKANA』の初日へ。
ナムヒとムーニィの両キムさんたちも、せっかくだからと、ご招待してある。
こっちはこっちで、時間のない稽古なので、明治座の方の舞台稽古も、まったく覗きに行けなかった。
ついでにゲネまでパスしてしまうので、お客さまと一緒に初日の観劇である。
まあ、楽しみではある。
ちなみに、今回、何を隠そうトモが不用意にたくさんしゃべることになっている。
ムササビ一家の親分役である。
ちょっとドキドキポイント……
皆さんも私と一緒にドキドキして下さい。
『お伽の棺』は三日目に突入。
ナムヒは、片時も台本を手放さず、一心不乱に稽古している。
稽古場まで歩いてくる時にも、台本を持っていて、今日は一度、電柱にぶつかったそうだ。
呆れつつも、感心する。
私にも、芝居に狂う、という感覚が遠い昔にあったような、なかったような……
何事もバランスが取れ、周りの空気を読むことが、何よりも良いとされるこの時代。
そんなの関係なく、ひたすらに自分にとって大事な何かに打ち込む。
ナムヒのそんな姿は、
我々に、忘れかけている大事なことを教えてくれているような気がする。