2日目 乗り切ったか?
2日目が終わった。
お昼は近くのスパに。入場料7百円。で岩盤浴とかドクターフィッシュとかいろいろと楽しんだ。シャワーしかない、我らがドリームパレス。しかもお湯の出が極めて悪く、ちゃんとした風呂に入りたいと切に願っていた私には、幸せな時間であった。
例によってその模様(写真)は ごぶもり日記 でご確認下さい。
にしても、何と慎ましい望みであろうか。
言われるままに殺人事件の現場のようなラヴホテルに泊まり(ネタにはしてるけど)。
お買い物もせず、ギャンブルもせず、ただ普通のお風呂に入りたい……
横内、生まれ変わりの旅である。
そして2日目の公演。
初日が60数人だったので(昨日50人と書いたら、70弱でしたと赤星に訂正された)、今夜はさらに寂しくなるだろうと覚悟した。
が、今日になってたくさん予約が入ったということで、昨日より多い感じになった。しかも昨日は義理で来てる感がかなり漂っていた客席が、今日は若い学生なども多く、演劇やるぞという雰囲気になっていた。
厚木から応援団の伊藤さんと古座野さんも駆け付けてくれる。観客が少ないのですと言ったら、だったら埋めに行こうと言って、来て下さったのだ。
何と素晴らしい方々。
にしても、日本人二人だけで、よくぞココまで辿り着けたものだ。韓国人でさえ、ソウルの人なんかは、どこソレ?そんなとこに劇場あるの?みたいな場所なのに。
ちなみにここ仁川は、マッカーサーの上陸作戦で有名な場所で、マッカーサーが降り立った厚木(実は厚木市に基地はないんだけどね)とは、マッカーサーつながりで縁のある場所である。
さて開演。
さすがに見る気に満ちたお客さんたちで、芝居に集中してくれているのがよく分かる。
翻訳ではたぶんニュアンスの出ないような細かいところにも食い付いて、笑い声が上がったり。
(特に岡森がウケている。一番人気ですよと、関係者が言っていた)
いろんな意味で落ち込みを覚悟した2日目だったけど、取り越し苦労で、今日の方がぐっと芝居の公演らしかった。
終わってロビーに立っていると、三公演、全部見ることにしたという青年に握手を求められる。昨日は字幕を見て、今日は字幕は見ずに舞台を見た。
明日、もう一度全貌を見たい、と。
また演劇の勉強をしているという若者に、アレコレと質問を受ける。
別の人には「天空のラピュタ」に影響されていますか?と聞かれたけど、
それはどうなんだ?
私がその真意を聞きたい。
チケット担当の女性が、今日はお客いっぱいで良かったですね、とニコニコ笑っていた。
いや、これは一杯とは言わないから。と、とりあえず日本語で言ってから、最後の一回、さらに多くの方にご紹介頂けますよう、お願いします、と頭を下げた。
もうこれなら大丈夫!と言ってるけど、
それが不安な私たち。
90年半ばからすっかり衰退してしまったという仁川の演劇人の人たちは、ちょっと苦境に慣れ過ぎていると思われる。日本でも同じだけどね。
諦めずに、少しでもお客さん呼ぶ努力しなきゃ、ダメだぜ。
まだ席は空いてるんだから。
その後、地元の方々、厚木の伊藤さん、古座野さんもお誘いし、海岸沿いのレストランへ。
さしみなど食べて乾杯。
海岸で、花火などやっている。
5連発ほどの打ち上げ花火、それを手で握って海に飛ばす。
ヤンキー方式だ。
祝砲になればいいけど。
(この様子も ごぶもり日記に出ています!)
「@ぴあ」と「Yahoo!ニュース」に初日のレポートが出ています。
見てみて下さい。