厚木終わり、新宿へ
厚木公演が終わり。
初日は無事に開いた。
評判は、どうなんだろう。
厚木はいつも温かいので、実際のところは、この先、新宿に行ってみて、分かってくる感じかな。
芝居は、劇場に入り、かなり変えた。
セリフを変えはしないが、演じ方を変えてもらった、というか。
最後のゲネと、初日を見た、厚木の応援団の方が、かなり違うモノですねえと、驚くほどに。
もちろん、初日の方が、良いという意味で。
今回はそれぐらい、役者の力に芝居の比重がかかっているということだ。
始まれば、アッという間に、千秋楽になる公演。
一回一回を大事にやって行きます。
ただ、わしは厚木の2回目が終わったところで、電池が切れた。
十月からの苦闘が、どーっと疲れとなって襲ってきた気配。
厚木の方々と宴会をやり、ロマンスカーで帰ろうとした。
そこまではいいが、乗る前にトイレに行ったところで、最後の最後の電池が切れたらしい。
ホームで待てど、一緒に乗って帰るはずの、有馬や達也氏の姿が見えない。
どーなってとるんだと、見渡すと、
新宿行きの 看板を掲げた、ロマンスカーが、向かいのホームに止まっている。
わしは、小田原方面に向かうホームに一人佇んでいたのである。
そこから慌てて、階段を駆け下り、駆け上がり、
発車ベルの鳴っているなか、
待って下され。
と大騒ぎで叫んで、ムリくりドアを開けてもらい、間一髪間に合った。
乗った後、横内さん、誰に手を振りながら、乗ってきたんですか。
と達也氏らに尋ねられたが、
車掌さんだよ。
しかしバスじゃないんだから。
確かに……
そんなこんなでヘロヘロで帰り、
今日は、仕込みはスタッフに任せて私は
錦糸町の稽古場へ。
研修所の特別授業で、広井王子さんが講師に来て下さっていたので、
最先端のデジタルの世界の話から始まって、我々が携わる演劇、ライブに見えてくる希望を面白く語って下さった。
そのまま、
デジタル界やエンタテイメント業界の講演としても、貴重なものになるようなお話。
うちの研修生に分かっただろうか。
おもしろおかしく語って下さったけど、本質は、かなり程度の高いお話で、ちょっと心配。
講義の後、ところを変えて、
しばし、お茶でお話。
サクラ大戦歌謡ショウ が終わってから、お会いする機会が減っていた。
広井さんもさまざま転機を迎えられて、今、また新しいことに挑戦されているさなか。
たくさんの刺激を受ける。
さて、いよいよ明日は新宿初日。
良い舞台にします。
