博多に行く

 一泊で博多へ行ってくる。

 博多座のやっている演劇講座の一日講師をしてくる。

 タイトルは 猿之助の作り方 

 猿之助さんが、スーパー歌舞伎がもっとも似合う劇場と呼び、
 お客さんも熱狂的に迎えてくれていた場所だ。

 私が 福岡での国民文化祭 をやることになったのも、このときの大成功があったからであった。

 そこで 猿之助演出 のスゴサを、
 舞台の映像など交えつつ、語ってくるつもり。

 これは何度も言ってることだけど、
 世間は、猿之助 という人の、プロデュースと演出力を低く見過ぎている。
 
 というか、大スター俳優としての存在が大きすぎて、そこまで見えてなかったということなんだと思うけど、

 特に大きな劇場の演出では、
 蜷川幸雄と、猿之助 この二人に適う人はここ30年いなかったはずである。

 しかるに、
 演出家としての 猿之助の名は、ニナガワのそれほどは浸透していない。

 間近で、その仕事ぶりをじっと見続けてきた者として、それがたまらなく残念である。

 まあ、その一因はスタッフの一人である、私の力不足でもあると猛反省しつつ、
 せめてもの 啓蒙活動に励もうと決意する次第である。

 博多には、国文祭の時、一ト月住み込んだ。
 中州の側の、マンスリーマンション。

 東京にあるオシャレなモノは、ほぼすべて揃っていて、
 東京にもないものがアレコレいっぱい、あって。
 元気で美味しくて、
 
 何より楽しい思い出が詰まっている特別な街である。

 とりあえず、博多に来て という用事は、断らないシステムになっている私である。

 本当は何日かいて、ゆっくりとし、懐かしい友人たちを訪ね歩きたいたいところだけど、
 いろいろ同時進行してるので、そうもいかず、とんぼ返りなのが残念である。

  


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