ラストスパートに向けて
ちょっと反省している点がある。
チラシやポスターに、
伊阪クンと 渡り廊下走り隊 をゲストと表記したこと。
客演なので、ゲストには違いないけど、
ちょっと軽いニュアンスで、
お客さんに受け取られているかもしれない。
今回は、この二組のために、ホンも改訂し、
新しいシーンを作り、
新曲も作っているのである。
今までの
ドリル魂 を継承はしているが、
これはもう単なる再演ではない。
そして、
まあ、正直に言えば、ここんとこは、やってみなきゃ、分かんないところだったんだけど
伊阪達也も渡り廊下走り隊も
ホントに真剣に取り組んでくれている。
しかも、そのシーンが、どれも良いものになっている。
この5人は、いろんな縁があって、出てくれることになったんだけど、
今回の引きは、とても良かった。
返す返すも、ゲストという呼び名が、弱気だったなあ、と反省する次第である。
ダイゴ的に言うなら、
これはガチコラボだ。
そんなことが、くっきりと見えてきた、今日この頃である。
今日の伊阪なんか、演出席で見てても、ゾクゾクとするほど、良かったし。
元々、顔は良いけど、
それ以上に、骨の太い、男らしい存在感が漂ってきている。
男が見ても、格好いいと思う、筋の通った芝居をしている。
ただ、今日、初めて通し稽古をしてみて、新たな問題、発生。
ちょぃと長い。
作品としては、面白ければ、長くても別に構わないんだけど、
困ることが一つ。
渡り廊下走り隊 には、中学生が二人いる。
マユユとラブタン。
ところが、この国の法律で、
中学生は、9時以降、舞台に立ったり、テレビに出たりしてはいけない決まりになっているのである。
今のとこ、ギリギリのせめぎ合い というところだけど、
明日以降で、しつかり刈り込み、
大事な仲間、二人を、きっちりとカーテンコールまで舞台に立たせてあげたいと思う、わしである。
にしても、そんな法律があることを、私、すっかり忘れておりました。
そもそも、中学生が 扉座の公演に出るのが
初めてですからなあ。
でも、中学生が、学校とか通いつつ、
秋葉原で、ステージもやりつつ、
遠くヨコハマの稽古場まで通い、
その移動の合間に、セリフ合わせたり、振りの確認したり、して
四人共に初めてのミュージカルの舞台にチャレンジしているのである。
その健気な姿を、見ているだけで、泣きそうになる、オヤジだけど
何よりも、
彼女たちに、一生の思い出になる、素晴らしい初舞台をブレゼントしたい。
そう思って、本気で演出している。
単なる再演だと思っておられる、皆さん。
認識を改めて、下され。
横浜現場編は 新しい伝説になります。