つまるところ
つまるところ
私は 集団ヒステリ状態みたいなのが嫌いなのだと、思う。
みんながキリキリして、インフルエンザ、インフルエンザと右往左往する姿を見て、イライラしている。
んじゃあ、あんた、かかって良いのか。
と問われれば、嬉しくはないけど、それもしょうがないと言っておく。
断じてかかりたくはないが、そういう不運もこの世にはある。
でも、それ以上に。いろいろと心配して、アタフタしている方が、実際にかかってしまうよりも、消耗してしまう気がするのである。
とりあえず今のところは、
さほど重大な病気じゃないみたいだから、なおさらな。
そしてどうやら、この世にはこういう気質の人が私以外にもいるらしく
皆でマスクなんかして、馬鹿じゃないか、みたいなことを発言したりしている。
しかし、その結果、かなり厳しいバッシングをうけたりもしているらしい。
まあ、
こんだけ皆が、深刻に憂えているのだから、腹の中は別として、とりあえず同じように深刻な顔をしておくのが、
大人の世渡り というものである。
けれど、
そういう現象こそ、
先日の会長サミットで 井上先生が仰っていた、
メディアから求められていそーなコメントを、用意する傾向というヤツで、
一億二千万人、総コメンテーター化現象というものであろう。
まあ
しばし、新型のことは忘れて、パッとやりましょう。
細かいことは専門家に任せてね。
我々一般人は、死者が2、3千人出た頃に、本腰入れていろいろ考えるということで。
私なんかそんな風に思うんだけど、
こんなこと言っても、放送してくれないもんね。
お笑い芸人だって、
ここんとこは、
心配ですねえ、と深刻顔になるとこだもんね。
しかしまあ
こんなふうに書くことも、すでに集団ヒステリの大きな流れに乗っていることで
こんな時にこそ
けれど問題は
今日の雨に傘がない。
と述べるのが、
詩というもので
マスクよりも、実は今欲しい物がある、たとえウィルスの漂う雑踏の中に踏み入っても、という
我々の真実を、平然と言うことこそ、己の言葉ちゅうもんだろう。
ニューヨークでウィルス貰った高校生は、お気の毒だけど
16歳で、国連で何かやれた経験は
こんなことで台無しにされちゃいけないことだと思う。
一生の宝になるような、大事な行事があったんだから、そら行きますよ。
止めた方が良かったなんて、
そういう発言こそ、無責任というものでしょ。
まして生徒も教師も、謝る必要なんかない、と私は思う。
にしても
早く治って元気になってね、て、テレビの中で、誰も言わないの、変じゃねえ?