近況報告
気が付けば、あっという間に秋近しです。
今は、十月の末にやる『乱童』という舞台の本作りと、扉座の新作『サツキマスの物語』の執筆に取りかかっております。
一日からは、歌舞伎ゼミナールも始まりますが、これはまあ、私は笑三郎さんのアシスタントみたないものです。
でも劇団員幹部も、しつかり学ぶ姿勢で参加する、かなり真剣な催しになります。
さて
乱童 は 劇作家協会の戯曲ゼミの出身者の、上原英司クンという新鋭と組んで本作りをやっています。
昨年から、打ち合わせをやって、一からオリジナルで企画を立ち上げて、ここに来て、ようやく台本の完成が見えてきたところです。
たしか昨年、上原クンの戯曲が劇団・劇作家のリーディング公演で、上演され、それを観てというか、聴いて、才能のある新鋭だと思い、
執筆を依頼しました。
私はプロデューサー的な立場で。二人で考え、打ち合わせ、上原クンが書いてきて、それを元にまた打ち合わせて、みたいなカタチで、数ヶ月、丁寧にやってきました。
私一人じゃ、やらないような、新鮮なタッチのものになると思います。
まだ最後の詰めが残りますが、
なかなか面白いものになるんじゃないかという、予感がしてきてます。
声優界の人気者が集う公演で、十数年来の友人である、三木真一郎さんも、出演してくれます。
いつか芝居をやろうねと約束しつつ、ずーっと実現しなかったんですけど、
こういう野心的な勝負企画で、やることが出来て、ことさら気合いも入ります。
私としては、三木君と芝居をやるのは、約束でもあったし、有る意味自然な流れでもあるんですが
業界では、えっ、三木君が出るの、と驚かれているそうです。
今は、声優界の大物になっているのですね。
出会った頃も、人気者ではあったけど、着実にキャリアを重ねていたのね。
まあ、そんなことは、関係なく、こちらは、フツーに気合い入れるだけですが。
コレ、私から情報を発信するのが、えらく遅くなりましたが、
何しろ、上原クンと一心に、本作りに励んでいたので、余裕がありませんでした。
ここにきて、かなり本の仕上がりに手応えが出てきたので、自信を持って語り出したというところです。
扉座のメンバーも出る予定です、あと、小牧祥子がヒロインだったりします。
そもそもは、小牧のための企画であったと言っても過言はないのです。
サツキマスの物語 は いつか書くぞと決めていたモチーフで、
自分で課している。年に一本のセリフ劇の新作書き下ろしです。
サツキマスという魚のことは、『アゲイン』の頃、近藤正臣さんから初めて聞いて、興味を持ったことです。
んで、今回は、久しぶりに近藤さんが、参加して下さる予定になっています。
河童の役になるかどうかは、これからのお楽しみ、ということで。